「改善基礎講座―手間をかけず、カネをかけず、知恵を出す改善ノウハウ」東澤 文二
2013/10/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
■職場で改善活動を活発化しようと4冊購入。
その中で一番よかった本を紹介します。
ここで言う「改善」とは、
QCのような小集団活動よりも
もっと簡単な「改善」です。
個人的に改善して、
A4一枚にパッと書いて
報告するイメージです。
・大変=企業としてトップ・ダウンで
中変=サークル活動など小集団で
小変=個人単位ボトム・アップで
・・・
大変=長期計画で
中変=QCツールやQC手法で
小変=「思いつき」でもナンでも(p52)
■こうした改善活動をやっていると、
「まだ、こんなことをやっていたのか」
と怒る上司がいます。
これが、改善活動を邪魔することになるのですね。
「よく気づいてくれた」
と言ってもらうと、とてもうれしいのですが。
・「そんなことはアタリマエだ」・・
という上司がいる。・・・
「なんで、もっと早くやらなかったか」
と詰問する管理職もいる。
だが、そのような会社や職場では、
誰も改善しなくなるだろう。(p162)
■気軽に、時間をかけず、小さいことから
改善をしていくことがポイントのようです。
継続して改善を定着化させるまでが、
たいへんそう。
まず、今、はじめましょう。
東澤さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「改善」を簡単に言えば、
*手間をかけず
*金をかけず
*知恵を出す(p16)
・改善の活発な会社では、「書き出された改善」を、
1 貼る
2 配る
3 紹介する
4 発表する
など「共有化」を図っている。(p18)
・「改善とは何か」と聞かれたら、
まず、第一に、迷うことなく
「手抜きである」と答えればいい(p24)
・「○○化」で改善・・・
見える化・・
見えや化・・
わかる化・・
ついで化・・
あらかじめ化(p83)
・改善のABC
A アタリマエのことを
B バカにしないで
C ちゃんとヤル(p168)
・何かを「改善した」ということは、
とりもなおさず、それ以前は、
*「こんなアホなこと」をやっていた
*「こんなマズイこと」をやっていた
と告白しているようなものである。(p176)
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【私の評価】★★★★☆(88点)
■目次
1 改善のしくみ・しかけ・しそう
2 改善とは「手抜きである」
3 改善の定石と方程式
4 改善力と改善発想ノウハウ
5 「見える化→わかる化」の改善
6 「○○活用」の改善の定石
7 アタリマエのことをするのが改善
8 改善QA 一発回答
読んでいただきありがとうございました!
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