「トヨタの口ぐせ」OJTソリューションズ
2012/02/01公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(91点)
■「トヨタ」の考え方を
口ぐせから学びます。
現場に行く
すぐやる
期限をきめる
こうした当たり前のようなトヨタ方式が
簡単に真似ができないのは、
いくら学んでも、実際に実行することが
難しいからでしょう。
つまり、口ぐせ、習慣までに
落とし込むのは至難の業ということです。
・現場が変わっていないと、『おまえの現場はいつもいっしょじゃないか』と叱られました(p25)
■トヨタでは、こうした考え方を
大野耐一さんを中心として、
仕事のなかでじわじわと広げていったようです。
仕事を変えるということは、
考え方を変えるということ。
この本の言葉に、
トヨタ方式を広めていった
人たちの執念を見ました。
・若い頃は何か仕事を命じられたときに、『できないと思います』とか『無理だと思います』とつい口にしてしまうことがありました・・・「やってみてから何か言え!」(p61)
■まずは、自分の職場から
変えていく必要があるのでしょう。
それがうまくいってはじめて、
改善の輪が広がっていくのだと
思います。
OJTソリューションズさん、
よい本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・おまえ、あそこ行ってきたか、俺は行ってきたぞ(海稲良光)(p12)
・管理監督者の立場にある人は、部下からの情報に頼りきるのではなく、実際に自分の目で現場を見て、何が起きているのかをつかまいといけない(p20)
・『君が部下に指示するときは、 自分だったらどうするかをちゃんと考えておけ』・・・部下に任せてうまくいかなかったとしても、仕事を完成させられるようにする(p73)
・「あなたがやるべきなのは、現場の人たちがどんどん 提案を出していけるような雰囲気づくりです。・・・『現場の作業者がいちばんよく現状を知っている』(p95)
・どんなことでも、絶対に期限を決めるのです。・・『二週間後に来るからね』って、そこまでは上司は部下に対して優しい・・・行動を起こしていなかったら、ものすごく叱られます(p70)
・「きみ、班長だろ」・・・いきなり工場内にチョークで直径一メートルほどの"マル"を書いて、「堤班長、ここに立ってろ。ここから現場を見てろ・・じっと立って見ているからこそ、見えてくるものがある(p133)
・大切なのは、すぐにやることです。難しいことをしなくていいのです。サンドペーパーとは、蛍光塗料とか、簡単に手に入るもので、すぐにやる。(p115)
・壊れた機械は自分たちで修理、廃却するものは分解して部品を使う(p168)
【私の評価】★★★★★(91点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする