「広告でいちばん大切なこと」クロード・ホプキンス
2012/01/31公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
■80年以上前に書かれた
広告の神様の一冊です。
無料サンプル、クーポン券といった
マーケティング手法をホプキンスさんが
開発していったことがわかります。
まず、庶民の考え方を知ることが
広告キャンペーンを考えるうえで大切。
そして、テストをする。
テストをすれば失敗を最小限に、
成功の確率を高めることができるのです。
・キャンペーンの戦略や内容を考える時、わたしは常にひとりの庶民を思い浮かべる・・わたしは周囲にいる典型的なアメリカ人たちに尋ねる。彼らこそ、われわれの顧客だ。(p189)
■この本では、
そうした広告の技術だけではなく、
経営者としての見方が参考になります。
仕事も遊びも同じように楽しめるか。
情熱を持っているか。
働き者か。
成功する人の思考パターンは
同じようです。
・キャリアの初期にある若者を実績で判断することはできない・・真の経営者はその若者が仕事に情熱を持っているかどうかを見る。それこそ、成功の条件だからだ。(p46)
■80年前も現在も、
うまくいくひとはうまくいく考え方を
しているんだな、とわかりました。
いつの時代もうまくいく人はいる。
そうした人になりたいものです。
ホプキンスさん、
よい本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・わたしに勤務時間という概念はなかった。日付が変わる前に仕事が終わったら、それが休日だった・・日曜は最高の仕事日だった。邪魔が入る心配がないからだ(p13)
・世間は役に立つものを仕事と呼び、役に立たないものを遊びと呼ぶ。どちらも同じくらい難しい。どちらも同じくらい楽しむことができる。どちらにも競争があるし、一番になるのは大変だ。私の考えでは、違いは心構えにあるんだ(p22)
・チャンスを握っている人物が選ぶのは倹約家と働き者だ。そして、この選択がしばしば相手の人生を大きく左右するのである(p41)
・世間の大半の人は成功していない。・・・ならば、自分の人生を左右する問題において、多数派の言いなりになる必要はないのではないか(p101)
・広告に関する限り、農民と一週間話をした方が、大学で一年間過ごすより多くを学ぶことができる(p17)
・広告であれ対面販売であれ、サンプルを使わずにものを売ることは難しい(p26)
・市場を独断で判断し、成功した企業がないとは言わない。しかし、五回に四回は失敗した。主婦が求めているものを白髪頭の重役が判断するなど、私には愚の骨頂としか思わない。(p29)
・商品に興味を持っていない相手にサンプルを配るのはやめた。代わりに数千万部の雑誌に広告を掲載し・・クーポン券を付けた。・・クーポン券を切り取ったとすれば、それは広告の内容に関心を持ったからだ。(p157)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(84点)
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