「とある弁当屋の統計技師(データサイエンティスト) ―データ分析のはじめかた」石田 基広
2013/09/25公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
統計の知識は、仕事で活用できます。お客様の傾向はどうか。アンケートを取るなら、どれくらいのサンプル数を取ればよいのか?そうした判断をするときに、統計の知識が必要なのです。
例えば、視聴率調査会社は、関東地方の視聴率では、約600世帯を調べているだけです。母集団から標本を採り出した調査の結果なので、統計の考え方を使えば、95%信頼度でプラスマイナス3%くらいの誤差だな、とわかるのです。
クリミア戦争の野戦病院で看護婦総責任者として活躍したナイチンゲールも、兵士が死亡する原因が戦闘そのものよりも、傷を負って担ぎ込まれた野戦病院での不衛生による感染症で死亡していることに気づきました。そのことを実際のデータから証明し、衛星管理を強化して、数十%あった死亡率を数%まで下げたという。
このように仕事でつかえる統計の基本を、この本で勉強しましょう。石田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・明日以降のお弁当の売上を予測したければ、平均からのバラツキを把握しておくことが重要なのです(p13)
・平均値のほうは飛び抜けて大きい、あるいは小さい値が入り込むと、それに引きずられるのです。ところが、中央値は、そういう外れた値に影響されることが少ないのです。バラツキ具体に強い数値ともいえます(p18)
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
目次
第1章 データの要約
第2章 データ分析の王道?
第3章 相関と回帰
第4章 重回帰分析
第5章 データサイエンティストの星
第6章 ロジスティック
著者経歴
石田基広(いしだ もとひろ)・・・徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部教授
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