「仕事は6倍速で回せ!」石塚孝一
2013/06/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■著者は、
29歳で、ロイター通信社最年少部長。
34歳で、マザーズ上場企業社長。
朝から晩まで2倍の時間働き、
3倍の速度で仕事をすれば、
6倍働けるので出世できるよ、
という一冊でした。
やはり、朝の時間をうまく使って、
早め早めに仕事を進めるのが、
コツなのでしょうね。
・就業時間は朝9時半から18時半までだった・・・
私は朝6時半ごろには起きて自宅でメールを読んで
返事を書くなどの仕事をし、始業時間になるまでに一人で
できる仕事はある程度終わらせてしまっていた(p50)
■仕事術としては、根性タイプという印象。
優秀な先輩にくっついて、
3年ですべてを吸収する。
プライドを捨て、
社内で一番詳しい人の教えを乞う。
貪欲なまでの前向きな姿勢が、
評価されるのでしょう。
・学生に就活の相談を受けたときは、
「どんな仕事に就いても、3年で業務のすべてを覚えて、
辞める意識を持っておけ」といつもアドバイスしていた(p71)
■意外なところでは、
外資系企業(ロイター?)では、
社内での足の引っ張り合いがあり、
嫌がらせで辞めた人が何人もいるらしい。
仕事の効率化の先には、
足を引っ張られないための、
人とのコミュニケーションが残るようです。
結局、仕事とは人と人との
コミュニケーションなんだな~と
感じました。
石塚さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・どのような人が出世できるのか。
その答えは簡単で、
人から言われたこと以上の仕事をする人だ。(p29)
・メールソフトの下書きメールに文字を打ち込んで、
書きかけにして保存する。
その機能をメモ代わりに利用している(p151)
・家を出てから電車に乗るまで、電車で移動している時間、
電車を降りてから会社まで歩く時間・・・
家を出るときはいつもイヤホンを付けてiPodで
英語と中国語の教材を流しながら移動していた(p119)
・イギリスの作家サミュエル・スマイルズは、
「困難や災禍ほど人を鍛えてくれる。裕福さや幸運は、
初め味方のようだが、いつか最大の敵となる」と言っている(p95)
・話しながら相手の反応を見ろ。
喋るのに一生懸命になるのではなく、
相手の反応を見ながら、こころ詳しく説明したら
「刺さる」というポイントを見つけろ。(p157)
・コミュニケーションの第一歩は、
何はともあれ話をすることだ。・・・
プライベートの話題を共有すると、互いの距離が縮まり、
より親密な人間関係をつくれる(p194)
【私の評価】★★★☆☆(70点)
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■目次
第1章 「6倍速」は6倍働くことではない
第2章 6倍速で仕事を身につけるテクニック
第3章 6倍速を可能にするスケジュール管理術
第4章 6倍速を支える情報収集術
第5章 6倍速を実現させるためのプレゼンのテクニック
第6章 6倍速を加速させるコミュニケーション術
第7章 6倍速で生きれば人生もリセットできる
読んでいただきありがとうございました!
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