「交渉はまとめるな! 一流弁護士が教える! 絶対成立させる最強交渉術」金崎浩之
2013/06/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(93点)
要約と感想レビュー
■交渉の基礎について学ぶ一冊です。
交渉は、お互いのメリットがある形で
まとまるのがベスト。
ですから、
交渉をまとめなくてはならない方が、
条件面では妥協しがちです。
・交渉は、まとめようとする側が必ず負けます(p3)
■条件面では、金額だけではなく、
納期やロットなど様々な点で
交渉すべきです。
自分にとって良いことが、
相手にとっても良いとは限らない。
条件で優先順位が異なれば、
お互いにより良い形で交渉が
成立する可能性は高まるのです。
・はたして、相手が一番欲しがっているのは何か?・・・「相手が一番欲しいもの」がわかれば、的外れな提案をすることもなく、交渉決裂を回避できる可能性がより高くなります(p111)
■日本人は、交渉をまとめようとする
傾向があるようです。
だからこそ、その反対、
「まとめない」ことを考えよう。
中国との交渉もそうですが、
「まとめない」というオプションを持つことで、
日本人でも交渉で強くなれるのです。
金崎さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・交渉のゴールは互いにメリットがある合意(p21)
・相手に喋らせた方が何を相手が本当に求めているかを知ることができる・・(p129)
・「仮にAという条件と、Bという条件なら、どちらをご希望ですか?」と聞いてみましょう(p138)
・信頼関係の有無で、交渉のやり方は変わる
●ビジネス交渉=互いに信頼関係がある
●紛争解決型交渉=信頼関係がない状態の交渉(p76)
・交渉は、恋愛と一緒・・・「なぜ思いが通じないのだろう・・・」・・・残酷なようですがこの答えは一つです。"相手にとって、あなたは選ぶほどの魅力を持ち合わせていないから"(p98)
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【私の評価】★★★★★(93点)
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目次
1章 交渉が弱い人と強い人は何が違うのか?【交渉における真実】
2章 交渉の勝敗を決定する「場」とは何か?【交渉の99%は場で決まる!】
3章 交渉(ビジネス交渉)で場を支配するための交渉術【基礎編/初級編】
4章 全て自分の有利な状況に引き込むテクニック【応用編/上級編】
5章 会社で結果を出すための社内交渉術
6章 「もし関係修復不能なほど揉めた」時の交渉術【紛争解決型交渉術】
読んでいただきありがとうございました!
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