「貧乏人が激怒する新しいお金の常識」午堂 登紀雄
2013/04/02公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
■お金の常識というよりも、
人生の常識といった趣の一冊です。
著者はFXで稼いできたようですが、
FXについての説明はありません。
お金持ちの
お金についての
考え方を書いているだけ。
・貯蓄額にこだわるのではなく、絶え間ない収入の流れをつくるほうが、精神的にも余裕が生まれます(p59)
■お金があるから幸せになる
わけではありません。
でも、お金がなければ、
生きていけません。
どうせならお金はあったほうがいい。
最終的には、
自分が幸せになれるかどうかなのです。
・本当に打ち込める仕事が見つかったとすれば、それは人生の幸福の多くを手に入れたと同じくらい価値のあることです(p68)
■お金持ちになるのか、
貧乏になるのかは、
自分で選ばなければならないのでしょう。
貧乏人こそ読むべきそのヒントが
この本にあります。
午堂さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・2010年時点で、100万米ドル(約8000万年)以上の投資可能資産を保有する富裕層は世界に1090万人・・・"日本の富裕層人口"は5.4%"増加"して174万人となり、アメリカに次ぐ"世界第2位の富裕層大国"(p3)
・私たちは円高なら円高のメリットを活かす方法を考えることです。たとえば仕入れルートのグローバル化、拠点の海外化、個人なら外貨預金や海外資産の購入など(p52)
・意識したいのは、「お金を稼ぐ=人の役に立つ」ということです。お金をもらうには、相手に価値を提供し、顧客から「ありがとう」の声をもらわなければなりません(p182)
・W→お金が貯まらない人は、「欲しいもの(WANT)」にお金を使う。
N→お金が貯まる人は、「必要なもの(NEED)」にお金を使う。
C→お金が増える人は、「変化を起こすもの(CHANGE)」にお金を使う。(p203)
・自分の夢を実現させようとしなければ、他人の夢の実現に利用されるだけです・・・「どんなライフスタイルを送りたいか」「どんな偉業を成し遂げたいか」「自分が生きた証しとして、何を後世に残したいか」というざっくりしたものでいいのです(p215)
・新しい常識が、「暴落相場は大チャンス」「悪いニュースはいいニュース」「みんながパニックになっているときに出動せよ」「利が乗ったらきっちり利益確定せよ」(p219)
▼引用は下記の書籍からです。
光文社
売り上げランキング: 2,705
【私の評価】★★★☆☆(70点)
著者経歴
午堂登紀雄(ごどう ときお)・・・1971年岡山県生まれ。中央大学経済学部卒。東京都内の会計事務所、大手流通企業のマーケティング部門を経て、アーサー・D・リトルで経営コンサルタント。2006年、株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズを設立。現在は不動産投資コンサルティング、資産運用やビジネススキルに関するセミナー、講演を行っている。
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
目次
序 「デフレ」で「不景気」なのに、なぜ富裕層が増えるのか
Chapter 1 「日本経済」を見誤らせる旧常識
Chapter 2 「投資」に関する旧常識
Chapter 3 「家」についての旧常識
Chapter 4 「お金」にまつわる旧常識
Chapter 5 貧乏人は、貧乏になるべくしてなっていることを知る
Extra Chapter 金融危機を無傷で乗り切った私の新常識「日記」
読んでいただきありがとうございました!
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする