「ダンナ様はFBI」田中 ミエ
2013/02/06公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(87点)
■仕事で出会ったFBI捜査官と
結婚してしまった田中ミエさんの一冊。
FBI捜査官がすべてはそうではないでしょうが、
その生活はカルチャーショックの
連続でした。
家の鍵は二重化、
ゴミはシュレッダー、
電話では名乗らない。
セキュリティのプロは、
当時の日本では考えられない
アドバイスをしていきます。
・(電話に)自分から名乗ってはいけない・・そいつは、
この局番には田中という家族がいる情報を手にする・・・
最近頻発する「振り込め詐欺」の手口は、
これが使われていた(p90)
■さらに、自分に投資をします。
ヘアサロンは一流。
スーツはブランド物。
大学院で勉強。
アメリカで危機管理を学び直す。
年2回のアメリカでの射撃訓練。
貪欲というか、
すごいな。これは。
・ダーリンは、稼いだお金を自分に投資することに熱心だ。
日本に来てからも都合をつけて大学院に通ったり、
短期間だけれどアメリカに帰って危機管理の新しい知識を
学ぶことにお金を惜しまなかった(p179)
■人間関係もテクニックとして
学んでいるようです。
笑顔や、相手を愛すること。
テクニックといえば
冷たく感じますが、
やらないよりはやったほうがいいですね。
・初対面の人には時間差で2度微笑みかけろ(p152)
■単純におもしろい本でした。
アメリカ人のすごさも実感。
日本人はだれでも同じようなものですが、
アメリカ人は、個性的で、
人によりレベルが違うのかなあ。
田中さん、
良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「これからはもう一人、
君の仕事の成功を願う人間ができたんだよ」
ったく、外人男というのは甘いせりふを言うなあ(p80)
・日本の人は平和で戦争もテロもない場所にいて、
理想論だけ振りかざす。今まで多くの日本人と
話をしてきて、実はそのことに辟易しているんです(p39)
・「生涯最低年収」を決めて、自分の力をテストせよ・・・
自分の基本の仕事でこれ以下になったらプロとして
自分のこの役割は終わりだな、と気づくための年収だ(p192)
・ビジネスでは目が合った瞬間、
0.5秒でハローと言え、
たとえまだ少し距離があったとしても。
そしてその距離は笑顔でつめていくのだ(p165)
・青信号で走るな、踏切をくぐるな・・・
たかが1、2分、それを焦る気持ちが君の目つきを変える。
そして、君が持つ空気を荒れた印象に変えるよ(p149)
【私の評価】★★★★☆(87点)
■目次
1 運命のダーリンがやってきた
2 愛のささやきは「フォーユアセイフティ」
3 FBI直伝・家庭も仕事も楽しむ10の掟(
4 FBI直伝・自分の魅力をアップさせる10の掟
5 日本の安全はボクが守る
読んでいただきありがとうございました! この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする