「すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術」高橋 政史
2013/02/07公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
企画というと、資料を作り出す人がいます。そして資料を書こうとしているのに、なかなか進まない。これは20代の私です。資料が大事なのではなくて、中身が大事なのです。だから紙一枚に構成を書いて、上司に相談すればいいのです。
具体的には、紙一枚の真ん中に「論点」を書きます。そして、その周辺にその「論点」を理由づける事実を記載したり、分解されたポイントを記載していくのです。
・このプレゼンの1番大事な『論点』は何だ?・・・だとすると、ど真ん中のメッセージはこれだ。となると、ざっくりこんな流れのストーリーにならないか?これをサマリー(要約)としてだ、あとはこれを裏付ける資料をどう肉付けするかだ(p27)
頭の中のイメージを紙に書き出すということです。そのイメージが良いのか悪いのか。十分なのか、足りないのか。違う視点が必要なのかどうなのか。そうした企画の内容(サマリー)が重要であり、一枚に書くことで共有できるのです。まず、手書きで相談してみましょう。
いつ、どこで、だれのために、なにを・・・要点を一枚の紙に書いてみると、自分の考えがまとまって説明できるようになるのです。これは訓練によって、習得できる方法でしょう。
・「誰の?」・・「何が?」・・「どのように?」・・「どうなった」・・「要は、何か?」(p39)
議事録をホワイトボードに書いて、マップ化する方法も書いてありました。イメージの共有化と、時間の節約になる良い方法ですね。紙一枚。仕事では大切な考え方だと思いました。
高橋さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「16分割メモ」・・・16マスのうち左上のマスにはテーマと日付を書き込むので、すべてのマスを埋めると1見開きあたり15のアイデアが出てきます(p44)
・議論の最中、懸念事項や要検討(ペンディング)事項が出てきたら、ひとまず「懸念」「ペンディング」のボックスの中に入れておきます(p122)
・「全部をここで話してくれ」。これは豊田喜一郎氏のひと言です。(p138)
・1 記憶より「記録」
2 分析より「勇気」
3 創造より「退屈」(p79)
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
売り上げランキング: 2,797
【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
第0章 紙1枚で整理するとはどういうことなのか
第1章 思考力・仮説力を磨き上げるSの付箋
第2章 インプット・アウトプットの効率を劇的に高める16分割メモ
第3章 本を1冊15分で読むキラー・リーディング
第4章 いらないものをシンプルに捨てる1枚引き継ぎマップ
第5章 会議時間を半分にするマッピング・コミュニケーション
第6章 言いたいことが誰にでも伝わる3つの型と1・2・3マップ
第7章 どんな相手も納得させる物語プレゼンテーション
著者経歴
高橋政史(たかはし まさふみ)・・・クリエイティブマネジメント株式会社 代表取締役。 1967年生まれ。メーカー勤務時代に3tトラック1台分の営業資料を畳4畳半ほどにスリム化。その後、香港のマーケティング会社のCOO(取締役)を経て、戦略系コンサルティングファームにて経営コンサルタント。現在、"資料作成や会議の時間が1/2になる"「紙1枚仕事術」のコンサルティングおよび研修を実施。
読んでいただきありがとうございました! この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする