「パリジェンヌ流おしゃれな自分革命」ドラ トーザン
2013/01/09公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
■NHKテレビ「フランス語会話」の
ドラ・トーザン女史の一冊。
フランス人の恐るべき
個人主義がよくわかります。
仕事があっても定時帰宅は当たり前。
仕事があっても2週間のバカンスは当たり前。
仕事があってもデートを優先するのが
当たり前なのです。
だいたい、フランス語には、
「がんばる」「我慢」という意味の
言葉がありません。
・「フランスの男性ってデートの約束があったら、残業断るってホント?」もちろんです!(p112)
■フランス人は、自分の意見を持って、
議論することを重視します。
以心伝心をよしとする日本とは、
全く正反対。
意見を言い合うことで、
お互いをよく知ることができる。
食事中もしゃべっている。
この議論好きは、
日本では想像できませんね。
・パリでは夕食の席でさかんに議論をします。食べるという作業の次に、議論は大切なもの。「il parle bien(あの人はほんとうによくしゃべる)」というのは、フランスではほめ言葉なのですから(p177)
■日本人が外国に出て、最初の壁は
この「議論する」というところ
なのかもしれません。
自分の意見を主張していく。
ケンカも辞さない。
日本で「厚顔無恥」とされるような態度が
海外では必要になるのでしょう。
フランス人の自己主張はすごいな、
と感じました。
一方で、
外国人から見れば、天変地異があっても、
耐え忍ぶ日本人は驚きなのでしょう。
ドラさん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「自分自身がブランド」と思えば、おしゃれも個性的になる(p38)
・嫌な伴侶と一緒にいるよりは、ひとりでいたほうがいい(p51)
・フランスでは、男女を問わず、独身者の三分の二は誰かと一緒に暮らし、残りは誰とも同居することなく、ひとりで生活しています(p66)
・「何がしたいか」「自分の好きなことは何か」がわからなくなってきたら要注意。心と体が疲れている証拠です。(p160)
・フランス人というのは、バカンスのために仕事をする人種。だからバカンスの時期が一年でいちばん重要。・・・やはり2週間は続けてバカンスを取るのが理想です(p204)
・子育て中でも最低で1カ月に1回は夜遊びをする(p97)
・「シャンパンなどいかがですか」これはフランス人にとって特別な言葉のひとつです・・・次のステップに踏み出したいというメッセージ(p111)
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
1 自分のスタイルを見つける
2 自立する
3 男と女
4 もっと魅力的になる
5 強くなる
6 人生を豊かにする
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