「専守防衛」清谷 信一

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専守防衛──日本を支配する幻想 (祥伝社新書 195)
清谷 信一
祥伝社
売り上げランキング: 257124

【私の評価】★★★★☆(82点)


■2010年9月、尖閣諸島で中国漁船衝突事件が 
 発生しました。


 この本はその前の2010年3月に、
 外国による離島への侵略を予想しています。


 竹島と同じことがおきる可能性が
 あるということです。


・一番あり得るシナリオは、機関銃やRPG-7などで
 武装した海外の「民間人有志」が、我が離島領土に上陸して、
 領土宣言を行う。これに乗じて、「民間人保護」の名目で、
 警察や準軍隊組織が上陸して、なし崩し的に占領(p198)


■日本における平和主義者の主張は、
 核兵器を持たない、武器を持たない、
 軍隊を持たないというものです。


 一見、正しいように見えます。


 しかし、日本以外の人がそれを聞いたら、
 笑うでしょう。


 危険地帯で安全を確保するためには、
 できるだけ無防備であるのがいい、
 ということと同じだからです。


 うがった見方をすれば、
 他国の協力者による情報工作の
 一つなのでしょう。


 「北朝鮮は労働者の楽園」と
 宣伝していたのと同様です。


・防衛力については、近隣諸国に脅威を与えないために、
 必要最小限とする方針に変わりはない。これは一見もっとも
 「平和的」に見えるが、実は戦争を誘発する可能性が高い選択だ
 ・・・敵は勝てると思って戦争を仕掛けてくる(p76)


■見える人には、
 次に起こることは見えているのでしょう。


 事がおこってから対応するのではなく、
 事前に対応していただきたいものですね。


 清谷さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・専守防衛は、軍事的には非常に損な選択である・・・
 実質的な攻撃を受けて国民に被害が出てからでないと
 反撃できない(p76)


・仮に中国がチベットを侵略したように台湾進攻を行った
 としよう。その場合、専守防衛を堅持するのであれば、
 中国の侵略がいかに非道なものであっても
 介入はできない(p79)


・近年、チベットから亡命しようとする非武装の人間を
 中国の国境警備隊が後ろから打ち殺す
映像が暴露され
 世界中に流れたが、これがこの国の本性である(p104)


・英国は現在、ミサイル原潜四隻(発射機合計64基)と
 米国製のトライデントSLBM(射程約12000キロ)
 約200発の戦略核兵器を保有している。これらは
 2014年に更新時期を迎え、その更新には250億ポンド
 (約五兆5000億円)以上かかると予想されている(p150)


・国連安保理常任理事国はすべて核保有国である・・・
 核兵器と空母がステイタス・シンボルである・・
 このような意識は、現代の日本人には理解できないだろうが、
 世界には日本人を理解できない
 メンタリティの人の方が多い(p144)


・普通の軍隊にある情報という兵科が自衛隊にはない。
 陸自には数年後に情報科が
 設けられることにはなっているが。
 この一点からもいかに自衛隊が
 情報を軽視しているかわかるだろう(p86)


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