「仕事ができる人できない人」堀場 雅夫
2012/06/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■堀場製作所といえば、pH計から出発し、
売り上げ高1000億円の優良会社です。
ROEは10%。
ぼほ無借金で資本が500億円もある。
この堀場製作所の創業者の哲学が、
この本です。
・まず、どんな小さなジャンル、分野でもいい、
とにかく自分がそこで「一番」になることを
目指すのだ。(p222)
■堀場さんがこだわるのは、
創業者らしくアイデアです。
いかに良いアイデアを出すのか。
そしてそれをいかに商品化するのか。
そこに堀場製作所の命運がかかっており、
それに成功したからこそ
今があるのでしょう。
・オモチャのアイデアもさることながら、
そのアイデアを低価格で実現してみせるという生産技術に感心する。
ラジコンも安いものになると八千円くらいで売っているが、
もしあれをわが社で生産すれば十万円の定価になってしまう(p78)
■創業者というものは、
やはり個性的だと思いました。
個性的といっても、
正しく個性的。
正しくなければ
生き残れない。
個性的でなければ、
創業する意味がない。
という感じでしょうか。
堀場さん、良い本を
ありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・アイデアの源泉・・・
私はどうやればうまくいかないか、をまず考えるのです。
そして、うまくいかない方法がわかったなら、
その逆を提案します。(p66)
・人の発言やアイデアを否定すること自体はおおいにけっこうだが、
否定するなら、その根拠、代案を明確にしなければならない。・・
代案のない反対は言いがかりというものである(p140)
・運に関してはこう考えるのだ。
「運は努力の先にあって、
それを手にすることができるのは、
努力した人間だけである」と。(p203)
・リーダーたる者は、自分の人生観を
つねにオープンにしておく義務がある。・・・
「自分はこういう考え方をする」ということを示すのである。・・・
人間は「哲学」に始まり「哲学」に終わる。(p232)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
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