「イヤならやめろ！」堀場 雅夫

【私の評価】★★★☆☆（76点）

■堀場 雅夫さんは、堀場製作所創業者。

　創業者らしく、　
　その主張は挑戦者として
　力強いものがあります。

　世界一になれ！
　原価を半分にしろ！
　２４時間以内に解答せよ！

　これくらいでなければ、
　ベンチャー企業として成功することは
　なかったのかもしれません。

・すべてのリクエストに対して、
　二十四時間以内に解答せよ。　
　完全解答は不可能ならば、第一報を送れ（p167）

■こうした挑戦できる人、
　難しいことにあえて立ち向かう人、
　新しいことが好きな人が

　企業を作り出し、
　日本を作ってきたのだと
　思います。

　震災のあった今という時こそ、
　こうした人が求められているのでしょう。

　堀場さん、
　良い本をありがとうございました。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。

・企業人として生き残れるかは、
　自分がエキスパート（専門家）として
　世界に通用するかどうかにかかっている（p48）

・時間を半分にする「タイム・ワン・ハーフ」
　という運動を続けてきたのですが、
　最も顕著にその効果が出ているのは、会議なのです（p90）

・原価を半減するためには，構成部品を半減せよ。
　事務系の仕事なら，手続きを1/2にせよ

・一ヶ月たってだめなら、
　「全くほかの方法を考える」とか、
　「担当者を変えてみる」など何らかの
　方策を打たないと絶対に前に進めません（p161）

・開発に成功するまでに一のエネルギーが必要だと
　すれば、商品を試作するのに十倍。それから商品化　
　するのに百倍。最終的に利益が出るまでには千倍はかかる
　（ソニーの井深大さん）（p136）

・とんでもない，そんなことできるはずがないと
　言われてもやり抜く人を求めたい

・「まあ，こんなもんやな」という妥協があって，
　だんだん手を抜いていったのです

・これはだれのやった仕事だ，これはその時代には
　素晴らしいものだった，と言われるような仕事を残していけたらおもしろいし，
　人間の生き方として大事なことだと思います

【私の評価】★★★☆☆（76点）

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