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「プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術」俣野 成敏

2012/01/12公開 更新
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プロフェッショナルサラリーマン ― 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術


【私の評価】★★★★☆(86点)


要約と感想レビュー

 サラリーマンにとって厳しい時代がやってきました。会社の業績が悪くなれば、減給、早期退職といったことが、簡単に行われます。サラリーマンになることさえ、難しい時代です。こうした状況をどう乗り越えていくのか、30歳で社内リストラ候補になり、思い切って社内ベンチャーを起業して結果を出した著者に聞いてみましょう。


 著者も社内ベンチャーを立ち上げるまでは、普通のサラリーマンだったようです。ベンチャーを立ち上げるという立場が、著者のサラリーマン根性を吹っ飛ばしたのです。地位が人を作るとはこのことです。結果を出すために、勉強し、それを仕事でテストし、結果を見て、改善を繰り返す。どのような環境でも、結果を出すことができれば、認められるものなのです。


上司は仕入先なので、人間性を求めない(p38)


 著者はいかに自分を育てるか、というところを大切にしているように感じました。とにかく、勉強して自分をプロフェショナルに育てるのです。プロフェッショナルということは、外部に出ても稼げるということ。仕事でプロになれば、不安はなくなるのです。結局は、自分を成長させることが大切なんですね。俣野さん、よい本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・鬼か仏かは実は大した問題ではなく、どうすれば部下が活躍できるかを考えるほうが大事です(p283)


・下書きの段階で外部にさらす・・・仕事を指示した人、仕入先、あるいはお客様に「まだ完成ではないのですが、こんな感じでどうでしょう」と聞いてみるのです(p79)


・赤川次郎さんという作家は、今までに400冊以上も本を出しています。この人は天才だから特別だと思っていましたが、年間に1000冊以上の本を読んでいるそうなのです。(p244)


・ある尊敬する経営者に聞いたこと・・・「・・・どのようにして本を選んでいますか」・・・「そんなもの、選ばないよ。マーケットに受け入れられている以上、当たりはその中に入っている。僕は貧乏時代から、お金が入ったら本屋で棚の端から端まで買うと決めていたんだ(p162)


会社のカネも自分のカネも同じである(p98)


・飲み会の3000円は惜しまないのに、セミナーの3000円を出し惜しみする人は、優先順位のつけかたが間違っているのです(p229)

・プロは3000円のセミナーに10回行くなら3万円に1回行く(p246)



【私の評価】★★★★☆(86点)


目次

第1章 プロの定義
第2章 「時間」配分法
第3章 「金銭感覚」の磨き方
第4章 プロの「報・連・相」
第5章 上司とこうつきあう
第6章 入社1年目に知っておきたいこと
第7章 入社3年目から差がつく考え方
第8章 給料の10%を封筒に詰めろ
第9章 「空き地」をみつけてみよう



著者経歴

 俣野 成敏(またの なるとし)・・・1993年、東証一部上場の精密機械メーカーに入社。2002年、赤字転落に起因したリストラ策が決行され、30 歳にして対象者となる。在庫処分を担う直販店を社内起業。2004年、33歳にして異例の現役最年少役員に抜擢。アウトレットで坪売上トップクラスの効率経営を続け、創業以来9 年連続の増収。無借金の年商14 億円企業に。2011年、メーカー本体に戻り、史上最年少の40歳5ヵ月で上級顧問に就任。


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