「風待ちのひと」伊吹 有喜
2011/12/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■またまた週末のリラックスタイムからの
ご紹介です。
哲司は40歳の銀行マン。
妻は証券会社に勤めるキャリアウーマンで、
浮気をしているらしい。
妻の給料のほうが自分より多いためか、
浮気のためなのか、
哲司は会社に行くことができなくなった。
哲司は最近、亡くなった母の実家に
逃げるようにやってきたのだ。
■貴美子は、一人身の美容師。40歳。
気立てがいい子なのだが、
男運がない。
前の夫は騙された借金で荒れまくり、
そのまま出て行って亡くなった。
子どもも海の事故で亡くなる。
今は、ペコチャンと呼ばれ
一人で生きている。
■こんな二人が出会うと
やはり恋愛になる。
クラッシックに造詣の深い男にも、
おいしい料理が必要なのだ。
そして笑顔が。
哲司は離婚し、貴美子を東京に呼ぶ。
しかし、貴美子はいなくなってしまう。
自分が幸せになっていいのか、
哲司と釣り合うのか不安だったのだ。
最後はハッピーエンドですが、
途中、幸せから逃げる貴美子には
イライラ。
「人は幸せになるために生きている」のに。
小説ですから、
こういうストーリーに
なるのでしょう。
純粋に小説としてなら★4つ。
伊吹さん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「・・・心のバランスが崩れるなんて・・モヤシだな」
「モヤシでも雑草でもバラでも、
へたるときはへたるよ」(p96)
ポプラ社 (2011-04-06)
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
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