「人間力。」竹村 健一 竹村 真一
2011/05/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)
■「ああ、いっぺんいうてみたかった」
でおなじみの竹村健一さんと、
大学教授の息子さんの対談です。
今の時代の流れというものを
雑談形式で意見交換しています。
■テーマは数多いのですが、
私は教育のところが印象的でした。
インターネットがあれば、
ハーバードの白熱授業のように
多くの人に面白い授業を提供することができる。
インターネットに情報はあるので、
その情報を加工する人に
価値が生まれる。
そうした大きな環境の変化が
教育のあり方も変えていくということです。
・人間育成のためには、いい先生がいて、
本当の教養を身につけさせないとならない・・・
そこで全米に光ファイバー網を敷いて、
素晴らしい先生の最良の授業を全米に
平等に送る環境を整えるしかなかった(p26)
■今、時代はグーテンベルグの紙の時代から、
インターネットの情報化の時代に
入っているのは明らかでしょう。
ますます、
楽しい時代になってきたようです。
竹村さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「保守」と「革新」の両方が必要なんです。
古い遺伝子は古いものとして、きちんと保管して
おかないといけない。でも、新しい体制も
一方で着々と準備しておく。(p103)
・生命は四十億年も昔に、RNA/DNAという形で
「デジタル」の生命情報システムを発明したから、
存続してきたのです。(p99)
・人口が爆発的に増加すると、
人間が食べる穀物すら足りないのに、
それを動物に餌として与え、
また牛に牛を食わせて育てるなどという
余裕はなくなる(p250)
・ヨーロッパ人は戦争がずっとあって、
その間に時々平和があると思っていた。
日本人は平和が当たり前で、
その間に時々戦争があると
思っている。(p218)
【私の評価】★★☆☆☆(65点)
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