「マネジメント信仰が会社を滅ぼす」深田 和範
2011/02/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
■21世紀に入って、
形だけのマネジメントが外国から
たくさん入ってきました。
ISO、CSR,内部統制・・・と
形だけの書類作り、マネジメントレビューなどの
仕事が増えてきたイメージがあります。
この本では、
こうしたマネジメントの仕組みが、
会社を悪くしていると指摘しています。
そうしたマネジメントの書類仕事で、
仕事をしているふりをしている人が
多いというわけです。
・「ISO9000(品質マネジメントシステム)」
「ISO14000(環境マネジメントシステム)」・・・
社内の規程や帳票が増え・・・
運営するためにかかる間接的なコストのほうが、
経営に大きな負荷を与えている(p88)
■確かに、こうした形だけの書類仕事に
忙殺される傾向にあるのは確かだと
思います。
そうした仕事をできるだけ減らして、
自分でやりたい仕事をやってみよう。
それがうまくいっても、いかなくても、
自分の経験となるということです。
ちょうど時流にあった一冊だと思いました。
深田さん、良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・会社は、顧客情報が流出しないような
対策を講じているではなく、
流出したときに会社や経営陣が責任逃れできるような
言い訳作りをしているにすぎない。(p56)
・その商社の支店長は、3種類の営業報告書を
作成しなければならない。・・・
年中報告書の作成に追いまくられていると
感じている(p58)
・自分が変わらなければ何も変わらない(p148)
・自分の意思を積極的に示すようになると、
職場の中では「変わり者」扱いされるかもしれない。・・・
経験・勘・度胸を信じて自分の意思を示し、
やりたいことを主体的に選択し続けることが
必要である(p109)
新潮社
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
■著者経歴・・・深田 和範(ふかだ かずのり)
1962年生まれ。
シンクタンク研究員、人事部長、
経営コンサルタントを経て
2010年独立。
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