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「石油がわかれば世界が読める」瀬川幸一

2011/01/06公開 更新
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石油がわかれば世界が読める (朝日新書)

【私の評価】★★☆☆☆(65点)


■石油のデータについてまとめた一冊です。


 石油はエネルギーとして、そして
 素材の原料として非常に貴重です。


 それで戦争もおこりますので、
 その構造を理解しておきたいものです。


 よい本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・最近は地質工学、探査技術の進歩によって、
 商業油田の発見率は100本の井戸に対して
 5本から10本と非常に向上している。(p26)


・日産数万バレル級以上の商業クラスの一油田を発見し
 開発生産するのに、日本円で最低でも数百億円かかる。
 最近多い海底油田では、数千億円が普通である(p43)


・例えば日本のガソリン価格が1リットル140円とする。
 その4割以上を占める約60円は、
 日本国政府が課した税金である・・・
 原油が1バレル60ドルとすると
 1リットルあたりに換算すると約40円・・・
 残りの3割ほどの40円が、日本国内の石油会社と
 ガソリンスタンドが負担するタンカー費用や
 精製・販売コスト、そして利益である(p55)


・世界の穀物生産量は年間約20億トン、これで67億人の
 人口を養っている。この穀物すべてをエタノールにしたとすると、
 約8億キロリットル(原油換算エネルギーとしては4億トン)・・・
 一方、世界のエネルギー需要は原油換算で110億トン(p88)


石油がわかれば世界が読める (朝日新書)

朝日新聞出版
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【私の評価】★★☆☆☆(65点)


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