「本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント」松岡 修造
2010/07/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
「熱い」だけと思っていた松岡 修造さんですが、テニスで世界40位までいっただけあって、自分をコントロールしていることがわかりました。自分をコントロールするということは、心の強い人になるということです。
実際、松岡さんが現役時代には、「ストレスとリカバリーのバランスシート(貸借対照表)」を書いていたという。これで、精神のバランスがどれだけ取れているかチェックして客観的に自分を見れるようにしていたというのです。
・僕は現役時代から、「自分の取扱説明書」を年の初めや迷ったときに書いていました(p11)
松岡さんの秘訣は、日記により自分を知り、自分の状態を把握すること。毎日の自分の行動や感じたこと、考えたことを、二、三行でいいから記録することで、冷静に自分を見られるのです。そして、そうした自分を励ましていくわけです。
・短所ばかりにとらわれるより、長所に目を向けて自分をほめる(p50)
テレビでは「熱い」「熱い」松岡さんですが、自分の状態をコントロールするためにこれだけ考えているとは!うまくいっている人には、秘訣があるんですね。松岡さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・あれこれ考えるよりも、何も考えないほうがいいときもある(p58)
・調子が良いときほど心身のケアに気を配る。思いきって休む勇気をもとう。(p92)
・エキサイトしている相手を落ち着かせるには、うなずきながら最後まで話をきいてあげること(p160)
文藝春秋 (2011-08-04)
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【私の評価】★★★★☆(86点)
目次
第1章 "自分とは何か"からはじまる
第2章 自分らしく輝くためのトレーニング
第3章 落ち込み・イライラ・無気力からのリセット術
第4章 "不機嫌な自分"から脱却するためのセルフコントロール
著者経歴
松岡 修造(まつおか しゅうぞう)・・・1967年、東京都生まれ。10歳から本格的にテニスを始め、慶應義塾高等学校2年生の時、テニスの名門である福岡県の柳川高等学校に編入。その後、単身渡米、86年にプロ転向。95年のウィンブルドン選手権で、日本人男子としては62年ぶりのベスト8進出を果たすなど活躍。98年に現役を卒業。現在はテニス界の発展のため、男子強化プロジェクト「修造チャレンジ」などを通じてジュニアの強化と育成に尽力している。また、オリンピックのメインキャスターを務めるなど、メディアでも幅広く活躍している。
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松岡さんには、フレンチオープンテニス(’98年)の
解説にいらっしゃっていた時にお会いしたことがあります。
妻と一緒に写真をとってもらったのですが、
気さくに応じて下さって爽やかな印象でした。
日本から本当のトップテニスプレーヤーを送り出すため、
頑張って欲しいです。
やはり、トップが出ると、
その頂を目指そうと後輩が続く良い循環が生まれ、
ぜんぜん雰囲気変わりますからね。