「面白南極料理人」西村 淳
2010/03/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
要約と感想レビュー
南極越冬隊の爆笑問題、西村淳さんの一冊です。普通の人が書けば普通なんでしょうが、西村さんが書くと爆笑です。
南極の狭い基地での9人での生活は、仕事して食べて飲んで寝るという単調な生活です。だからこそ笑いが必要なのでしょう。あだ名とかネーミングも面白いですね。
「大気球雪堂」はオレンジ色なので「オレンジ御殿」、「ヘリウムガス充填小屋」は空に届くように「魔女宅小屋」、「食料貯蔵所」はイグルー型で「カチンコチンドーム」。「面白い人というのは、面白いことを考えている」といいますが、西村さんはそうした人なのでしょう。
越冬隊の飲み会マスターが解説する南極越冬隊の真実でした。西村隊員、よい本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・とかく人間、気合いを入れて臨むと肩に力が入るものだ・・・・絶対忘れ物をしない。越冬終了時まで何一つ品切れにしない」とまなじりを決して調達作業に取り組んだが、それでも秋刀魚・鯖・豚肉、鶏肉忘れである(p25)
・南極はどこまで行っても景色が変わらない。・・・おまけに内陸に入るに連れて天気もどんどんよくなってきて、毎日が「どぴーかん」の快晴の日々が続く。(p56)
・七月三日、越冬開始以来最低気温を記録した。マイナス76.0℃・・・マイナス30~40℃くらいまでは使用可能なウィンター軽油、通称「W軽油」がゼリー状に変化して使いものにならなくなり、「新南極軽油」・・に変わったのもこの日だった(p224)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★☆(82点)
著者経歴
西村 淳(にしむら じゅん)・・・1952年うまれ。巡視船勤務の海上保安官となる。第30次南極観測隊、第38次南極観測隊ドーム基地越冬隊に参加。巡視船みうらの教官として海猿を教えた後、2009年退職。
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コメントありがとうございます(^-^)v
西村さんの文章、面白いンですけど…
話がアッチコッチ飛んじゃって読み難くなかったですか?
まぁプロの作家さんじゃないし、しょうがないかな?
なんて偉そうに言う自分自身も、拙い文を棚に挙げて言えないンですけど(^m^:)