「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」神永 正博
2010/01/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
統計データを分析することで、現実を理解してみよう!という一冊です。新聞やテレビといったマスコミがまったく統計的事実により報道していないということが、はっきりわかる一冊です。
この本で具体的に解析しているのは、「若者の読書離れは本当か?」「小泉改革は格差を拡大したのか?」というもの。以外な結論が待っています。
・まずは生データに当たれ!(p18)
個人的には「ブラックスワン」よりは、興味深かく読めました。統計から真実を見抜くのは難しいところもありますが、まず、生データを見て、自分で考えることが大切であると理解しました。
神永さん、よい本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・自分にとって重要な数字を頭に入れておく・・・数字をざっくり頭に入れておく(p27)
・大学生全体の平均読書時間が減っているのは、一つには「よく読んでいる層」以外に、「ほとんど読んでいない層」がどんどん大学に入ってきているから(p46)
・うーん、たしかに年々増えてはいますが、非正規雇用の増加は、もっと以前から続いています。特に小泉政権時代に増加したわけではないようですね。(p70)
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
目次
第1章 基礎編 データを見る―それ、ほんとう?まず、元データに当たる習慣をつけよう!
第2章 中級編 データを読む―統計の基本を知って、正しく読もう
第3章 上級編 データを利用する―過去データから未来を予測する
著者経歴
神永 正博(かみなが まさひろ)・・・1967年生まれ。東京電機大学助手、日立製作所中央研究所を経て、東北学院大学准教授。
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