「その前提が間違いです」清水 勝彦
2009/11/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■この本は、「あなたの会社では、
本当の目的が共有されていますか?」
と問いかけてくれる一冊です。
■そういえば、
先日、会社で行ったワークショップで、
目からウロコが落ちました。
そのワークショップでは、
プロジェクトを考えるまえに、
・その目的はなんですか?
・成果物はなんですか?
・成功の基準はなんですか?
の問いに参加者全員で答えるのです。
この本の問いと同じだったのです。
・わかっているはずだけど、あるいはわかっていなくては困るのに、意外にしっかりと「共有」されていないのが、企業における前提ではないでしょうか。(p23)
■根本の認識を間違うと、
まったく違った結論に落ち着いたり、
無駄に悩んでしまったりします。
たとえば、あなたが社内政治好きの同僚にイライラ
していたとすれば、
それは同僚が無能だから政治に集中していることが
わかればイライラも少しやわらぐのと思うのです。
・「能力がないのに」政治に走るのではなく、「能力がないから」政治に集中しているのです(p43)
■根本の「前提」が間違っている状況は、
ある意味ジョークのようですが、
実際にはよくある風景だと思います。
そうした「前提」の共有の大切さを気づかせてくれる
一冊でしたので、
★3つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・船をつくるのなら、材木の切り方や、鉋(かんな)のかけ方を教える前に海への情熱を伝えよ(サン=テグジュペリ)(p215)
・×:セクショナリズムによるコミュニケーションの阻害
○:セクショナリズムは必ず生まれる(p32)
・「あの男は嫌いだな」「あの男のことはよく知らないだろう」とラムが答えました。「だから嫌いなんだよ」(p35)
講談社
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「常識」を疑え!!
目からうろこでした
書いてあることは至って普通
【私の評価】★★★☆☆(72点)
■著者経歴・・・清水 勝彦(しみず かつひこ)
テキサス大学サンアントニオ校准教授。
8年間戦略コンサルタントを経験。
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
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