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「あたりまえだけどなかなかできない親子のルール 」池江 俊博

2009/11/06公開 更新
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あたりまえだけどなかなかできない親子のルール (アスカビジネス)


【私の評価】★★★☆☆(74点)


要約と感想レビュー

 子育てはだれもが初心者です。昔は同居のおじいちゃん、おばあちゃんから学ぶこともできましたが、今は自分で学ぶしかありません。この本では、子どもの叱り方から、褒め方、そして認め方まで、簡単に教えてくれます。


 私も耳が痛い項目がありましたので、完璧ではないにしろ、ちょっと心の端に置いておくだけで子どもへの対応も変わってくるのではないでしょうか。


 特に、子どもが言うことを聞かない場合の対応など、親の初心者には参考になるのではないでしょうか。「なにしてんの」「だめじゃないの」「●●もできないの」「静かにしなさい」などが口癖の人は要注意です。


 「子は親の鏡」と言われますので、子どもで悩んでいる人は、自分が問題であると気づきましょう。読みやすい本でしたので、★3つとしました。池江さん、良い本をありがとうございます。


この本で私が共感した名言

・×「あれはいけません」「これはいけません」
 ○「ここは静かにするところだから、騒ぎたかったらこっちでするんだよ。」(p12)


・注意をしてもらえるということは損なのではなく、ありがたいことだと教えましょう(p29)


・家族旅行をしましょう(p79)


・「言うことを聞かないと帰るよ、それでもよければ連れて行く」ときちんと約束をしたらいいのです。(p103)


・一つのことができるのを待ちましょう。できたら褒めてやりそして次のことをさせましょう(p135)


・×「こぼさないで運んでね」
 ○「流しにそーっと置いてね」
 ○「落ち着いて運べるね」(p149)


・「できた!」をたくさん増やしてあげよう(p160)


・大きくなったら何になりたい?と聞いてみよう(p218)


・愛、厳しさ、信頼、心の子育て3つの神器(p98)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★☆☆(74点)


目次

1章 子どもに教えておきたい基本のルール―日常生活で、家庭で子どもに必要なルール40
2章 親が知っておきたいルール―子育てにおいて大切な心得50
3章 学力・能力UPのヒントとなるルール―脳の仕組み、勉強を楽しくさせる方法など10の心得


著者経歴

 池江俊博(いけえ としひろ)・・・一男二女の父。高校卒業後、空への憧れから航空学生に。厳しい訓練を経て航空自衛隊戦闘機操縦士となる。幼児教育、右脳教育の第一人者七田眞先生の教育理論に出会い、それを実践し広めるために大転身、幼児教室を開校。七田チャイルドアカデミー上級講師。人間中心カウンセリング、催眠法、NLPを習得。NLPマスターレベル2プラクティショナー。NPO法人読書普及協会常務理事を設立時から務める。現在、幼児教育、能力開発、メンタル、コミュニケーション、プチ速読セミナーなど多様に全国各地で開催中


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