「リーダーになったらこの本」鎌田 勝
2009/08/06公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(71点)
■やや文体や編集に古さを感じさせる一冊ですが、
基本を押さえていながら、
ところどころに良いコトバがありましたので、
ご紹介します。
■組織のリーダーとは、その組織を
引っ張っていく立場にあります。
現状維持に固執する部下を、
新しい境地に引っ張っていかなくてはなりません。
それは、やはりリーダーが自分の目指すところを
語り合うことから始まるのでしょう。
・指導とは共に希望を語りあうこと(p20)
■そうして部下を引っ張りながらも、
仕事はできるだけ部下に委譲していかなくては
なりません。
委譲により生まれた余裕を、
周囲への気配りに使うことで、
リーダーの厚みが増すようです。
・優秀なリーダーほど、出世などは考えず、
与えられた仕事に打ちこみ、さらに、まかせによる余力を
活用して、上司の補佐につとめるものである。(p254)
■非常に標準的な内容でしたが、
こうした当たり前のことを当たり前にできるのかしら、
と思わせてくれる一冊でした。
本の評価としては★3つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・継続は力なり、
育てるコツはコツコツ(p67)
・10年間でその道のプロになる法・・・
その目指すテーマについて毎日30分以上
勉強することである(p223)
・エビス帳(ホワイト・リスト)は、長所、美点、可能性、
善行をもっぱら記入し、これをできるだけ引き出し、伸ばし、
育てようとする教育用の手帳である(p200)
▼引用は、この本からです。
日本実業出版社
売り上げランキング: 8076
最初からでも途中からでも活用できる。
■著者経歴・・・鎌田 勝(かまた まさる)
大正13年、大連生まれ。
NHK、産業教育センターを経て、総合経営教育研究所を設立。
総合経営教育研究所所長。
─────────────────
■関連書評■
a. 「大人が変わる生活指導」原田 隆史
【私の評価】★★★★★
b. 「部下の力を引き出す10人までの人使い」堀之内 克彦
【私の評価】★★★★☆
c. 「リーダーになる人ならない人」伊藤守
【私の評価】★★★☆☆
d. 「できるリーダーのための奇跡のコーチング」グラハム・アレクサンダー
【私の評価】★★★☆☆
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
人気ブログランキング
に投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 44,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|一日一冊:今日の名言
コメントする