「「売れる営業」のカバンの中身が見たい!―"新規開拓の神様"が明かす必勝ツール34」吉見 範一
2009/05/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
要約と感想レビュー
各業界の営業において、実績を残してきた吉見さんの一冊です。吉見さんの強さは、だれでも使える「ツール」にあると感じました。まず、お客様に聞いてもらうために商品のサンプルや、説明用の資料が入ったクリアファイルを準備します。商品説明だけでなく、お客様の声や、雑誌で紹介された記事などをクリアファイルに入れておくのです。
クリアファイル一つにまとまっているので、顧客へのプレゼンはこれ一つで可能となります。このツールによって商品の内容を説明し、商品を買った後にどうなるのかイメージしてもらい、価格体系を理解してもらうのです。
・「ウチの会社は○○の近くにありまして」といって、手帳の中に入れてある「会社の地図」を見せるのです。(p112)
こうした商品説明のツールは、お客様に買った後にどうなるかをいかにイメージしてもらうかということがポイントになります。「きっと、吉見さんの秘密はこれだけではないな」と思いつつ、これらのツールくらいは最低限準備しなくてはならないのでしょう。
ツールだけでも工夫するところがあるとわかる一冊ですので、★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・商品に関する記事が掲載されている雑誌の見開きページをそのままクリアファイルに入れます。(p118)
・名札というツールは本当に強力(p199)
・その地図には「赤い印」がいっぱいついていました・・・「この赤い印はウチの教材を使っていただいているお宅なのです」「ええっ。こんなに使っているの?」(p20)
▼引用は、この本からです。
大和出版
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
目次
第1章 警戒心を解いて断りを激減させる!アプローチツール
第2章 「話を聞く態勢」になってもらえる!興味引き出しツール
第3章 お客さまのテンションが上がらないときに!話題切り替えツール
第4章 「欲しい!」がどんどん膨らむ!イメージングツール
第5章 迷いをカットして契約につなげる!クロージングツール
第6章 あると便利で何かと重宝!「売れる営業」のお役立ちツール
著者経歴
吉見 範一(よしみ のりかず)・・・1952年生まれ。書籍・教材販売会社に入社し、全国でトップクラスの営業。その後、電器部品メーカーで新規の販路開拓営業で顧客数を10倍にする。その後、数々の業界の営業を経験するが、ダントツの営業実績を達成する。
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昨日、貴誌にてご紹介いただいた「「売れる営業」のカバンの中身が見たい!」の著者、吉見です。
営業の現場で苦しんでいる若い営業マンの目に触れる機会を増やしていただいたことに心から感謝しています。
本当にありがとうございます。
私がこの本を書こうと思った動機は、かき集めた派遣社員に営業をやらせる大企業のやり方を体験したことでした。
そこで目にしたものは、まるで消耗品のような扱いをされる若い人たちの苦悩です。
派遣社員に営業ノウハウは何も教えません。
ただ「売って来い!」と市場に放り出すだけ。
そして結果が出せなければ即、解雇。
クビにされた若いスタッフの背中を見るのは、本当にツライものがあります。
営業で苦しんでいる彼らを元気にしてあげたい。
なんとかできないだろうか。
そうした思いがつのって、彼らのような営業初心者でもスグに試すことができそうなノウハウを集めたのがこの本です。
貴誌の紹介で、ひとりでも多くの営業マンの目に触れることを期待しています。
本当にありがとうございます。