「世界トップクラス営業マンの1年の目標を20分で達成する仕事術」林 正孝
2009/02/17公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★★(90点)
■著者は、ソニー生命のライフプランナーです。
「1年の契約目標を1日で達成」と書くと驚きますが、
実際には、そうした顧客との信頼関係構築のための
指南書となっています。
・私がお客さまに求める判断は
「プランや商品が良いか悪いか」ではなく
「私を信じるか信じないか」(p30)
■まず、著者は、新人営業マンとして
猛烈な根性営業で顧客を集めていったようです。
大量の見込み客→一定の確率で成約。
普通の営業活動といえるものでしょう。
・1年目の休日は半日。・・・
2年目は10日。
3年目は日曜日くらいは休めるようになって(p40)
■しかし、そのようにして成果を出した著者は、
量による営業活動に疑問を感じ、
単価を上げていくことを考えます。
つまり、量から質への転換を決意し、
実行していったのです。
・見込み客作りからファン作りへの発想の転換(p56)
■具体的には、単価を上げるために、
著者は顧客を経営者に絞ります。
そして経営者が会いたくなるような
生命保険のコンサルタントとなるために、
自分磨きをはじめたのです。
セミナーや読書で学んだり、
海外投資が流行すれば、
現地に飛んで自分で投資してみます。
・経営者にとって、インターネットからの情報はまったく意味がない
・・・だから私は、実際に現地へ行って体験してくる。(p35)
■そうして学んだことを、著者は
顧客である経営者にフィードバックしていきます。
こうすることによって、顧客は保険を買うだけで
コンサルタントを雇ったのと同じ効果を
得ることができるわけです。
・「今から話す3つのポイントの中に、みなさんのためになる
スパイスが必ずひとつあります」冒頭でこれくらいは言わないと、
相手も聞こうという姿勢にならない。(p82)
■ちなみに私の保険もソニー生命ですが、
担当のファイナンシャルプランナーから、
「この契約で私をコンサルタントとして雇えると思えば
安いものではありませんか」
と言われて、納得して契約したのも確かです。
■基本的には、営業マンの本でしたが、
自分の価値を上げていくといった視点では、
あらゆるビジネスマンに適用できる内容だと感じました。
一つの世界で頂点に立つ人は、
何か共通するものがあるな・・・
と思いながら、★5つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・時間を無理やり作ってでも、研修は受けたほうがいい。
自分だけ、仲間だけ、社内だけでは限界がある。(p106)
・本を読んでも映画を見ても、面白いな、いいなと思うのは
1箇所か2箇所。・・・必ず誰かに話す。アウトプットすると、
またインプットできる量が増える。(p122)
・お客さまの話にはとことん突っ込んだ。
その代わりケンカをすることもあった。
真剣に話をすればするほど、言い合いになったりすることもあった。
(p176)
・「ボーイズ ビー アンビシャス(少年よ、大志を抱け)」実は、
この言葉には続きがある。「ライク ア オールドマン(老人のように)」
・・・老人のように死生観を持ちながら1日1日を大事に生きなさい、
というメッセージである(p173)
▼引用は、この本からです。
大和書房
売り上げランキング: 393
人間性を研いて
すごい人だとは思いますが・・・
営業の本?
告白! 世界トップクラスの営業マンが告白! 仕事時間を短くする方法
【私の評価】★★★★★(90点)
■著者経歴・・・林 正孝(はやし まさたか)
1962年生まれ。
ソニー生命保険エグゼクティブライフプランナー。
大学卒業後、ソフトウエア会社、人材サービス会社で
営業で成果を残す。
1996年ソニー生命保険入社。
12年連続MDRT会員
2007年COT会員(MDRTの3倍基準)
2008年TOT会員(MDRTの6倍基準)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする