「できる社員は「やり過ごす」」高橋 伸夫

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できる社員は「やり過ごす」 (日経ビジネス人文庫)
【私の評価】★★★☆☆(76点)


■この世の中には、本当のようで、
 実際は違うということがたくさんあります。

 私は、この本で2つのビジネス常識のウソに
 驚きました。


■まず、離職率を下げる方法です。

 常識的には、給料が良いとか、職場風土が良いとか、
 社長が素晴らしいなどが頭に浮かぶと思います。

 しかし、著者によると、
 3年くらいで定期異動がある会社が
 離職率が低いそうです。

 これは嫌な上司でも3年すれば
 いなくなるという見込みが立つからだとか。


  ・E社の離職率の低さの秘密は、
   「定期的な人事異動」にあったのだ。・・・
   嫌な上司とはできるだけ早くすれちがってしまったほうがよい
   (p110)


■また、笑うのは、MBAなどで学ばれている、
 ホンダの米国進出成功のケースです。

 某コンサルティング会社では、
 ホンダは明確な戦略をもって、
 米国に進出したらしい。

 しかし、実際にホンダの人に聞いてみると、
 とりあえず米国に行って失敗を繰り返しながら、
 なんとかうまくいったというのが実情のようなのです。


  ・ホンダの「成功物語」・・・当時のホンダの
   日本人マネジャーたちは「実際には、米国で何が売れるか
   見てみようという考え以外、戦略はもっていなかった」と
   話したという。・・・彼らは現場にいたのだ。(p170)


■これ以外にもビジネスにおける「ヘェーそうなんだ」が
 集められた一冊になっています。

 20代~30代前半の、これから仕事をしていくぞ!
 という人に、社会の実相を知るためにお薦めできると思います。
 ★3つとしました。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・部下は、自分で仕事に優先順位をつけ、
   優先順位の低い仕事をやり過ごしならが、
   自分で仕事を管理することを期待されている。(p32)


  ・年功序列・・・選別はどこかでおこなわれている。
   しかし、二十歳代では、それが目に見えるかたちには
   なっていないだけなのです。(p213)


▼引用は、この本からです。

できる社員は「やり過ごす」 (日経ビジネス人文庫)
高橋 伸夫
日本経済新聞社
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おすすめ度の平均: 4.5
4 「世の中は変わってしまった」では済まされない
4 面白いが、日本礼賛癖が玉にキズ
4 尻拭い・やり過ごしができる社員とはどんな考え方をしているのか?
4 未来を信じられるかどうか
4 果たして自分はどのようなサラリーマンだろうか・・・・?

【私の評価】★★★☆☆(76点)


■著者紹介・・・高橋 伸夫(たかはし のぶお)

 1957年生まれ。東北大学経済学部助教授、
 東京大学教養学部助教授を経て、現在、
 という今日大学大学院経済学研究科助教授。

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■関連書評■
a. 「人を見る眼 仕事を見る眼 松下幸之助エピソード集
【私の評価】★★★★★

b. 「社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!」石原 明
【私の評価】★★★★★


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