「日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える」表 三郎
2008/09/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
日記というと、何を書けばいいんだろう・・・と思いますが、著者の答えは簡単です。「その日の出来事を記録するだけでよい」のです。感想を書こうとすると、心理的なハードルが高くなって日記が続かなくなってしまいます。
・日々の出来事を、あるがままに、淡々と記録しているだけだ。・・・日記に「感想」を書く必要はない。(p6)
では、いつ書けばいいのだろう?著者の答えは、朝、書くというものです。朝起きて、前の日の記録していない分を書いて、その日の日記を書き始めます。そして朝書くことで、今日、これからの人生どう生きるか、と頭の中で考えることもできるのだという。
・私は、日記はあえて翌日の朝に書くようにしている。・・一日の初めに日記を書けば、昨日という日を踏まえたうえで、今日これからの人生をどう生きるかという視点が生まれる(p53)
では、日記で何が変わるのでしょうか?
それは、書くことで自分自身を客観的に見ることができるようになります。これは、家計簿を付けるのと同じ効果なのでしょう。客観的に自分を見れることで、自分とは何か、何をすればよいかが見えてくるのです。そして行動することで、人生が変わるのです。
・行動日記をつけると、今まで気がつかなかった「自分」に出会う。(p31)
私も手帳に記録していますが、もう少し細かく書くと「日記」になるかもしれません。行動記録だけなら、できそうな気がします。記録の力を思い出させてくれた一冊でしたので、★4つとします。
この本で私が共感した名言
・自分の成功パターンを知るもっともよい方法が、日記を読むことなのである。(p128)
・日記は人生のサポーター・・・スランプに陥り元気が出ないときには、「やればできる、これまでも頑張ってきたじゃないか」と励ましてくれる。(p126)
・日記のなかで、まるで自分と対話するかのように、目標を書いてみるのだ。そして、その日、実際はどうだったかをできるだけ細かく、書き記す。(p114)
・せっかくさまざまな「問い」をもって生きてきたのに、それを時間とともに忘れてしまうような生活を送ってしまっていたことに気づいたのだ・・・ 人間の一生は「問い」のレベルで決まるといってもいい(p22)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★★☆(80点)
著者経歴
表 三郎(おもて さぶろう)・・・駿台予備校カリスマ名物講師。1940年、広島生まれ、大阪育ち。1970年、大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程修了。1976年、駿台予備学校英語科主任となり、1991年、英語科主任を退く。夜9時就寝。深夜1時起床。年間数百万円を書籍代にあてる。
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