「冤罪弁護士」今村 核

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冤罪弁護士

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■テレビで多くの事件を見ていて不思議に思うのは、
 「取調べは任意なのに、拒否する人がいないのはナゼ」
 「黙秘すればいいのに、逆に自白してしまうのはナゼ」
 ということです。


■その答えは、
 「警察が有無を言わせず連れて行く」
 「自白しないと、20日拘留するなどと言って脅す」
 からです。

  ・これは警察が有無を言わせない空気で
   迫ってくるためです。(p183)


■こうしたことは、「国家の罠」を読んで知っていましたが、
 具体的事例で、客観的な証拠よりも、
 自白や証言が優先される裁判が多いことを知ると、
 なにやら怖ろしくなってきました。


■冤罪は簡単に作られるのです。

 私は、混んでいる電車では、チカンに間違われないように
 必ず両手で本を持って読んでいますが、
 それでも冤罪に巻き込まれる恐れはあるはずです。

 一度起訴されてしまうと有罪確実ですので、
 巻き込まれない、取調べられたら弁護士を付けるなど
 気をつけたいものです。


■なかなかテレビでは取り上げない、いえ、
 取り上げることのできないテーマなのでしょう。
 本の評価としては★3つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


  ・日本の刑事裁判の特色は、一言で「調書裁判」「精密司法」
   「人質司法」などと言われる。・・・否認していると
   ずっと釈放されず、有罪のときは量刑もはるかに重い(p13)


  ・検察官控訴により原判決が破棄される比率は、統計上、
   およそ三分の二にも達します。検察官控訴により一審の
   無罪判決が破棄されると、その裁判官は裁判所組織内で
   冷遇される傾向にある(p222)


  ・警察官が、偽証し、あるいは証拠を捏造することは、
   かならずしもめずらしくはない。(p56)


▼引用は、この本からです。

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【私の評価】★★★☆☆(77点)


■著者紹介・・・今村 核(いまむら かく)

 1962年生まれ。大学卒業後、1992年弁護士登録。
 現在、自由法曹団司法問題委員会委員長。


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