「日本でいちばん大切にしたい会社」坂本 光司
2008/06/12公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
要約と感想レビュー
使命感を基に経営されている会社を紹介している一冊です。ビジョン経営とでもいえるでしょう。
素晴らしい会社だと思いますが、5社を取材していて、やや希薄な印象がありましたので、★2つとしました。
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この本で私が共感した名言
・最近の動物園の動物は、自分の子どもを育てないのです。・・・オリの中でエサを与えられていると、子どもを育てるという本能を見失ってしまうようです(p50)
・高校入試の朝、ある塾の先生が、生徒に話しました。『いよいよ、待ちに待った日がやってきた。君たちがここに立てたのは、君たち一人だけの力だったろうか。お父さん、お母さん、そして、まわりのおかげでしょう。一分間だけ、時間をあげるから、お母さんに、ありがとうと言っておいて』と。(p159)
・「失礼ですが、本当にお客様のことを考えた、いちごづくりをしていらっしゃいますか?」・・・みな様方は、JAや経済連などが『三分の一以上、赤みがさした場合には受け取らない』と言っているから、三分の一で出しているのでしょう。お客様は満足していないけれども、そうしないと売れないから・・・みなさん、ご自分で売るべきです(p196)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★☆☆☆(67点)
目次
第1部 会社は誰のために?
第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち
1 障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい―日本理化学工業株式会社
2 「社員の幸せのための経営」「戦わない経営」を貫き、四八年間増収増益―伊那食品工業株式会社
3 「人を支える」会社には、日本中から社員が集まり、世界中からお客様が訪ねてくる―中村ブレイス株式会社
4 地域に生き、人と人、心と心を結ぶ経営を貫いていく―株式会社柳月
5 「あなたのお客でほんとうによかった」と言われる、光り輝く果物店―杉山フルーツ
著者経歴
坂本 光司(さかもと こうじ)・・・福井県立大学教授、静岡文化芸術大学教授等を経て、2008年より法政大学大学院政策創造研究科(地域づくり大学院)教授。専門は中小企業経営論、地域経済論、産業論。
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