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「1日1枚成功シート―これで僕はホームレスから上場企業の社長になった」兼元 謙任

2008/06/11公開 更新
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「1日1枚成功シート―これで僕はホームレスから上場企業の社長になった」兼元 謙任


【私の評価】★★★★★(90点)


要約と感想レビュー

 ホームレスから上場企業の社長となった兼元さんの一冊です。やはり目標達成には、潜在意識(この本では「自立神経さん」)を活用することが条件となるようです。では、この無意識ともいえる潜在意識に達成した目標を覚えてもらうには、どうすればいいのでしょうか。


 それは体で覚えることです。つまり、口に出して繰り返し言う手で目標を書く。これを繰り返すのです。この本には、目標達成シートがついています。内容としては、通常のものと変わりません。「自分のやりたいことリスト」を書いて、自分の目標を考える。そして目標達成シートを毎日書くのです。


・たとえ仮の目標であっても、一度決めたら、少なくとも3年はそこに向かって頑張ってみることをお勧めします。(p80)


 しかし、著者はホームレスになる前から、目標達成シートを書いていたといいます。では、なぜ失敗したのでしょうか?それは( 目標設定 )が間違っていたためです。目標に、大切な家族との関係や、大切な仲間との関係が入っていなかったのです。そのため、経済的には成功しているようで、家族と仲間に見放され、ホームレスになったのです。


 自分さえよければよい、という目標は、潜在意識がそれを引き寄せることはないのでしょう。両親にお返ししたい、周囲の人のためになるという目標でなければ、仮にその目標がかなってしまっても、不幸になってしまうのではないでしょうか。


・Be careful what you wish for.・・・「考えるときには注意しろ。願いがかなってしまうから」(p27)


 目標設定の恐ろしさを、この本で実感しました。そして、恐るべき潜在意識の力も実感できました。さて、あなたならどんな目標設定をするでしょうか?あなたの未来はあなたの手の中にあります。


 破天荒な著者の体験とともに、説得力ある内容でしたので、本の評価としては、★5つとします。


この本で私が共感した名言

・若い頃、最初に目標を立てたときは、"仮決めの嵐"でした。ただ、大命題として一つあったのは、「世の中のためにいいことをする」ということです。(p47)


・夢や目標がなかなか思い描けない方へのヒント・・・僕がお勧めしたいのは、「父親のやりたかったこと」「母親のやりたかったこと」を、自分のやりたいことと並行して書き出してみることです。(p57)


・「作業項目」・・・「一つの成功」で弾みをつけるためにも、あえて、「達成できる項目を入れておいたほうがいい」・・・要は達成感。作業項目に「消す楽しみ」を入れておくべきだ(p124)


・「あなたの経験はたいした失敗ではない・・・日本という豊かな国で生きられるだけでも幸せなのに、こういう(ホームレス)生活をしているあなたが信じられない」(p3)


▼引用は、この本からです。
「1日1枚成功シート―これで僕はホームレスから上場企業の社長になった」兼元 謙任


【私の評価】★★★★★(90点)


目次

1 もう一人の自分を味方につけろ!―成功を加速させるために知っておくべきこと
2 人生の目標とプランを決める―本当の夢、なりたい自分が見えてくるコツ
3 1日1枚成功シートの書き方―毎朝の15分があなたを変えていく
4 人とWin‐Winの関係を築く―自分一人では成功することも幸せになることもできない
5 幸せ&幸運が舞い込む小さな習慣―言葉やお金の使い方が、人生を左右する



著者経歴

 兼元 謙任(かねもと かねとう)・・・1966年生まれ。株式会社GK京都などを経て、1999年オーケイウェブ設立。2000年オーケイウェブ(現オウケイウェイブ)代表取締役。オウケイウェイブは2006年に名古屋証券取引所に上場。


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