「人脈の教科書~図解フジマキ流シビれる人生をつくる」藤巻 幸夫
2008/04/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
最近元気のない藤巻幸夫さんですが、カリスマバイヤーと言われるだけあって、企画力とそれを実現化する人脈力は強力です。そして、その( 人脈力 )は、偶然できたのではなく、20代の頃から、20年後の人脈をイメージしていて、それが現実化した、というのですから驚きです。
藤巻さんは、「この人」という人を見つけたら、2年間はそのすべてを盗むつもりで付き合ったといいます。人は人から学ぶのが、もっとも成長するということなのでしょう。
・20年後の人脈図を描こう(p133)
25才のときに描いた人脈図が、20年後の今、現実化しているのですから、( イメージの力 )がすごい力を持っているとわかります。人脈のイメージさえ持つことができれば、それに向かって行動すればいいのですから、長期的には必ず達成してしまうのです。
藤巻さんは自分で自分をプロデュースすると表現するように、自分を育てるために人との出会いを作り、人から学んでいくのです。そして、そうした計画の大元となるのが、自分の将来イメージなのです。
・自分が「プロデューサー」になったとイメージしてみるのだ。・・・大枠を考えるのはあなた。・・・あなたの人脈を配置していく。この種のイメージの訓練を繰り返す(p36)
人脈も、長期計画とイメージから・・・ということがわかりました。ちょうどコーチングのセッションでも扱っていたテーマで、ぴったりのタイミングで驚きました。本の評価としては、説得力があったので★4つとします。
この本で私が共感した名言
・人と会って目を見て話し、自分の足で自分のフィルターを作り上げることが、質のいい人脈を手に入れるためのファーストステップになる。(p18)
・もし私が幹事なら、1週間くらい前から徹底的に店を選び、ベストな状態で臨むだろう。会が3時間ならその3時間をどう組み立てるか、それを考えるのが幹事の役割だと思う。(p88)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★★☆(81点)
著者経歴
藤巻 幸夫(ふじまき ゆきお)・・・1960年生まれ。伊勢丹入社後、「バーニーズ・ジャパン」のバイヤーに抜擢される。「解放区」「リ・スタイル」を立ち上げ、カリスマ・バイヤーとして知られる。2000年伊勢丹を退社、2003年福助株式会社社長となる。イトーヨーカ堂 取締役執行役員衣料事業部長。
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カリスマバイヤーとして活躍した藤巻さんの人脈構築に
関する考え方が紹介されていました。
人脈構築の奥深さを知ることができました。