「人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方」
2008/04/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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■できるようで、できないのが( 集客 )です。
この本は、東京都大田区の男女平等推進センターで
ヒット講座を連発している女性が、
その( 集客 )のコツを教えてくれる一冊です。
はじめからノウハウがあったわけではなく、
試行錯誤を繰り返すうちに、
そのコツが蓄積されたとのこと。
■魅力的なタイトル、インパクトのあるチラシ、
感想を入れる、ターゲットを絞るなど
現役だけあって、基本的ノウハウは抑えています。
さらに具体的事例を比較して、
こちらは人が集まる、これはダメ、
と教えてくれるところが秀逸です。
・男性の家庭参画セミナー・・・そば打ちを通して、
家事や育児の時間を増やすきっかけを作りませんか。(応募26組)
名人が教える手打ちそば作り(応募52組)(p29)
■さらに行政組織にいるので、お役人の笑える話が
プラスアルファされ、笑いを誘います。
(納税者としては笑えない?)
・区報など行政の広報では、何日もかけて考えたタイトルを
簡単に変えて載せてしまう・・・「漢字で書けるものは漢字です」と。
ビックリマーク「!」は禁止です、と。(p103)
■某カリスマ・マーケッターは、
テストと検証を繰り返せば、だれでも天才になれる
と言っていましたが、まさにそのとおりですね。
著者も意識していないノウハウも見え隠れしていて、
奥深い一冊でした。本の評価としては★4つとします。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・誰にでも来てほしいから講座の日程は土曜の午後にるすという
自治体はとても多いですが、誰にでも来てほしいということは
結局、ターゲットが絞られていないということ。(p8)
・ターゲットにとって興味のあるタイトル
ターゲットが絞られている
曜日と時間がはっきりわかった・・・
絵が楽しくて大きい
講師が知らない人だけど魅力を感じる説明がある
前回の感想がのっている(裏に)・・・(p37)
・行政の企画でよくあることなのですが、会場にスペースが
まだ十分あって、講座の内容からぎゅうぎゅうづめでも
問題ないような場合なのに、申し込み順にして、予定の
定員になった時点で締め切ってしまう(p48)
・講座に人が来なかった場合、「人は少なかったけど、
皆一生懸命やったからそれでよかった」と考えるのは非常に甘い
・・・次はなんとか人を呼ぶ方法を考えるべきです。(p166)
▼引用は、この本からです。
講談社
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実戦的だ
チラシだけでなくHP制作にも役立つ
コツとノウハウ
■著者経歴・・・牟田 静香(むた しずか)
1967年生まれ。東京都大田区の男女平等推進センター
「エセナおおた」が主催する講座は閑古鳥が鳴いていたが、
工夫するうちにヒット講座を連発するようになる。
全国の自治体から講演依頼が殺到。
読んでいただきありがとうございました!
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