「我らクレイジー☆エンジニア主義」
2008/03/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
狂ったように仕事をする人がいます。この本では狂ったようにロボットや、プラネタリウム、電気自動車を開発するエンジニアが15人も出てきます。それぞれ一人ひとりが、個性を持っていますので、それぞれ一冊の本になるくらいの濃さなのです。
とにかく、これらの人は、すべてを研究に打ち込んでいるということ。これは純粋に研究をしたい、時間を忘れてやってしまう、という感じでした。こうした仕事を持てた人は、ある意味幸せなのではないかと思いました。
皆さん、ありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・給料は大部分が「メガスター」に消えていきました。全部で500万円くらいはかかったと思います。レーザーを現金で買ったときは、札束を数える手がさすがに震えましたけど(笑)。夜は毎晩深夜1時ごろまで、土日もすべて「メガスター」開発(大平貴之)(p86)
・ここ10年で自宅の布団で寝たのは十数回しかないかな。ほとんどが床か、ソファー。・・・研究となると時間を忘れてしまうことは多々あります。(山海嘉之)(p121)
・僕の病気は長くて5年といわれていたんです。ところが何千人に一人、ラッキーにも歩けるようになる人がいて、僕はその一人に入ることができた。この経験が僕の人生観をつくりました。人生は一度きり。いつ死ぬかわからない。(吉田貴之)(p222)
講談社
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
目次
39歳でMIT教授に転身。まったくのゼロから創造した「タンジブル」の世界―石井裕
自分そっくりロボットに世界が驚愕。「人間とは何か」求めてアンドロイド開発―石黒浩
SFアニメが鍵。透明人間を実現した「光学迷彩」でインターフェース革命―稲見昌彦
度肝抜く空中立体映像。「日の当たらない研究」が次世代広告媒体を生む―内山太郎
たった一人で恒星数500万個のプラネタリウム。すべてケタ外れに考えよ―大平貴之
飛行機で新幹線。時速500キロの未来列車「エアロトレイン」という発想―小濱泰昭
人体密着型ロボットスーツが実用化へ。医療分野にも広がるビジネスビジョン―山海嘉之
世界最速、時速370キロ。8輪駆動のクルマ「Eliica」の快感は加速感にあり―清水浩
設計図なし。実家2階の寝室兼工房が舞台のクレイジーなロボット製作現場―高橋智隆
ウエアラブル伝道師の予言。「ヘッド・マウント・ディスプレイが未来を変える」―塚本昌彦
面白いことだけやるために脱・洗脳せよ!天才脳機能学者のエンジニア論―苫米地英人
ケータイ動画変換で世界を制す。カリスマプログラマが挑む情報伝達の新技術―富田拓朗
「ポストペット」の大ヒットのアーティストが語る、感動を仕事に変える方法―八谷和彦
ロボット界の異才が仰天発想。8本足のクルマが手探りで段差、坂道を登る―古田貴之
ビル・ゲイツを驚嘆させたスピーカー「タイムドメイン」不屈の開発秘話―由井啓之
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
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