「壁を越える技術」西谷 昇二
2008/02/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
進学塾で20年間トップ英語講師を勤める西谷さんの一冊です。西谷さんが伝えたいことは、人生には壁があるということです。しかも、壁はあちこちにあり、壁を越えていくことが人生なのです。
壁があるからこそ、成長できるというのが人間なのです。成長しようとするからこそ壁が見え、そこに悩み、ジレンマが生まれるのでしょう。そうした壁にぶち当たって、それに対してどう対処していくのか考え、行動していくことで成長していくのです。
・うまくいかない現実を踏まえて次にどう踏み出すか、人生とはこの繰り返しだ。(p26)
西谷さんも自分の壁を越えてきましたが、自分らしさを見出だしてから西谷さんは成功していったようです。他人からどう思われるかではなく、自分がどうしたいのかが大事なのです。
だから自分の好きな詩や名言をテキストに挿入してみたり、授業の中で歌を歌ったりすることはすべて受験生を励ますためなのです。受験生のためだから、いろいろなアイデアが出てくるわけです。
・お気に入りの詩だけではなく、短い英語の文章も入れてみた。文法的にも参考になり、受験生を励ますような文章を探す。次にはどんな詩や文章を入れようかと、選ぶのが楽しくなってきた。(p66)
西谷先生が教えているのは英語だけではなく、成功哲学なのだと私は思いました。学校の授業では決して教えてくれない成功哲学を受験生に教えているのは素晴らしいと思います。★4つとします。
この本で私が共感した名言
・細かいことに一喜一憂せず、自分の信念を貫きつつ、微調整を繰り返す。(p106)
・あなたの現在はあなたの過去の集積でできている。過去にやったことが現在のあなたを作っている。(p151)
・どんな分野であれ一流の人は、「上には上がいる」ということを知っている。だから自分がいいポジションに立てたとしても、決して天狗にはならない。(p92)
・私は予備校講師歴二十年以上になる今でも、自分の授業にジレンマや迷いを感じたら、積極的にほかの講師の授業を見せてもらっている。(p77)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★☆(88点)
目次
1章 壁越えのカケラを思い出せ
2章 敗者復活戦での戦い方
3章 霧にもがいたら一点突破
4章 挫折は成功への踊り場
著者経歴
西谷 昇二(にしたに しょうじ)・・・代々木ゼミナール英語講師。1956年生まれ。大学卒業後、フリーター。家庭教師。29歳より予備校講師。20年間トップ講師を維持。
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