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「 公安警察スパイ養成所 」島袋 修

2007/12/14公開 更新
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新装版 公安警察スパイ養成所 (宝島SUGOI文庫)

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■著者は公安で働いていた。


 特に日本共産党の中にスパイを育成し、
 日本共産党の活動の状況を把握していたとのこと。


 著者は公安の活動に批判的ですが、
 日本を守るためには、公安が必要でしょう。


 敵に勝つためには、自分を知り、
 相手を知る必要があるのです。


 島袋さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・考案警備警察の「第四係」・・・は、
 昭和27年5月の皇居前メーデー騒擾事件後に
 日本共産党の動向に危機感を抱いた与党政治家や
 公安警備当局らによって設置され、
 主に共産党に対する情報収集活動を
 任務としていた(p22)


・毎月2~3万円の小遣いをあげて、
 「僕にも共産党の勉強をさせてくれないか。
 資料が欲しいな」と言う私に、彼も私が
 警察関係の人間であることを察知したようだが、
 すでに遅かった。金銭的魅力に取りつかれ、
 私から逃れられない間柄になっていたのである(p24)


・日共は、公安委員会の廃止、
 下級警察官の給料アップなどを主張・・・
 警察内部にスパイを潜入させ、
 取締りに事前情報の獲得や、
 公安の協力者の名前の割り出しを図っている(p74)


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島袋 修
宝島社
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【私の評価】★★★☆☆(70点)


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