「ちょいデキ!」青野 慶久
2007/11/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■日本でグループウェアを売っているサイボウズが、
松下電工からのスピンアウトとは
知りませんでした。
著者は、社内システムを作りながら、
そのシステムをパッケージで売ろうと、
独立したのです。
・私達三人は、「絶対にいける!」と確信していました。
ただし、なんの根拠もない確信です。ただただ、
このウェブ・グループウェアを開発して、
世界に広めたい一心でした。(p23)
■操作性の良いソフトはどんどん売れて、
会社は大きくなり、その過程で
著者は経営者として成長していきます。
そこには、やはり読書が大きな助けと
なったようです。
・私は二十代のころ、本をあまり読みませんでした。・・・
ところが三十歳を過ぎたところから
自分の限界に目を向けざるを得なくなりました。・・・
その後、何度も本に助けてもらいました。(p141)
■経営者となると、技術的なアタマの良さよりも、
人を動かす力が必要となってきます。
経営者となれば、必然的に
人格、熱意、夢といったものが
必要であり、それをクリアする必要があります。
・社内外を問わず、なんとなく苦手な人が、
誰しもいると思います。・・・
こういう自分にとってイヤな人は、
自分を鍛えるトレーニング相手に最適です。
心の壁を取り払うことができて、
苦手意識が薄れてきたら、
あなたの勝ちです。(p125)
■「こんな私でも経営者としてやっていけるし、
社長になるまで、このようなことを学びました!」
という一冊でした。
私でもできそう・・・と気軽にさせてくれるので、
★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・そもそも、モチベーションとはなんでしょうか。
私は、「夢」だと思っています。
ワクワクさせてくれる夢です。(p63)
・上司は部下に強く要望していかなければ
ならないと思います。
もちろんそこでも、礼儀や誠実さ、
相手を尊重することはとても重要。
しかし、心の底から相手を尊重し、
一緒に大きな仕事を成し遂げたいと
願うのであれば、強い要望を
投げかけていくのだと思います。(p130)
・「みんなが、そう言っています」・・・
みんなって全員?
「開発部がそう言っています」・・・
開発部って、開発部長のこと?・・・
「いつも聞いてくれません」・・・
いつもって、本当にいつも?(p106)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(77点)
■著者経歴・・・青野 慶久(あおほ よしひさ)
1971年生まれ。松下電工株式会社に入社。
1997年サイボウズ株式会社を設立。
2005年代表取締役に就任。
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