「なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?」パコ・ムーロ
2007/07/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
「チーズはどこに消えた?」「ガルシアからの手紙」「あたりまえのアダムス」「星の王子様」など、物語はじんわりと、そして強力なインパクトを読者に与えます。この本では、ビジネスに効く13の物語を紹介しています。
物語例・・・部下に不満のある社長が、4人の部下を自分のクローンと交換しました。秘書と課長3人を、社長のクローンと置き換えたのです。これで、少しは仕事をしてくれるだろうと社長は考えました。
すると・・・課長が一人やってきました。「会社を辞めたいのですが。他の会社で可能性に挑戦したい・・・」野心があり、志が高いだけに、今の地位ではがまんできないようです。
さらに、別の課長がやってきました。「社長!こんな戦略ではだめです。何度も言っているじゃないですか」自分が正しいと強く主張する、頑固な性格のようです。
またまた、別の課長がやってきました。「社長!社長は何も助けてくれないじゃないですか!」彼は相手に完璧を求める性格のようです。
これが、自分だったのか・・・。社長は自分が問題であったことを知るのでした。
確かにこれら13の物語は素晴らしいのですが、ヨーロッパの本だからでしょうか。もう一つ物語に入り込めなかったので、★3つとしました。
この本で私が共感した名言
・ええと、「鎖の強さはその輪の一番弱いところに左右される」って言いますが、鎖の輪の弱いところとは、実はこの私だったことがわかったのです(p69)
・かつてタイプライターの名門メーカーがあったことをあなたは知っているだろうか?・・・イタリアのオリベッティだけは・・・タイプライターには関係のない業務を行うことにした。別の国の2つのメーカーは消えていった。(p105)
・私たちリーダーは、結局のところ、「私たちがやろうとしているのはこれだ!」といつも声をかけていないと、決断したことを実行できなくなる。(p164)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
著者経歴
パコ・ムーロ(Paco Muro)・・・コンサルタント会社オットー・ウォルター社会長。管理職と営業マンの行動の指導を専門とする。
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