「末期ガンになったIT社長からの手紙」藤田 憲一
2007/05/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
●著者は、インターネットの世界で
成功した人の一人です。
周囲には、起業して上場が
当たり前のような世界だったのです。
がむしゃらに働き、結果を出してきました。
・私の周囲では、起業した友人の中で
上場できていない人の方がむしろ少数派です。
恐らく「成功して当たり前」というコミュニティの中にいると、
自然とそういう意識になって結果が
手繰り寄せられるのだと思います。(p111)
●そうした彼が、33歳でガンを宣告されると、
考え方が変わりました。
自分にはやるべきことがある。
完璧でなくともよいのだ。
人生楽しんでもいいんだ。
・「病気になって多くの考え方が変わった」
と言いましたが、正確にいうと、
「休息が私を変えた」と言えます。
思い切って立ち止まってみると、
「立ち止まることへの漠然とした不安」は
杞憂であったと気づきました。(p146)
●病気になると人生感が変わるといいます。
それは、多分、立ち止まらなければ分からないことが
あるということだと思います。
自分は果たして本当に理解しているのだろうか?
そのようなことを考えながら、
★2つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・何より怖かったのは、
何をやってもそれを成し遂げる前に自分の
人生が終わってしまうという恐怖でした。
しかし、私は変わりました。
残された人生でやるべきことがあると
考えられるようになったのです。(p4)
・今まで、私は完璧さを求めていました。・・・
しかし、「これからの自分の人生は、肩の力を抜いてもいいのだ」
ということに気づきました。
「完璧さを求めるってことは、
ただ、自分のプライドを満たすためだけのこと(p167)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
■著者経歴・・・藤田 憲一(ふじた けんいち)
1970年生まれ。
大学卒業後、広告会社でいくつもの商品をヒットさせる。
大手シンクタンクで女性サイトのCEO、
ポータルサイト運営会社の子会社事業部長を経て、NCI代表取締役。
2003年ガンを発病、2005年再発。2006年10月逝去。
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