「大きな声で話すヤツが出世する!」馬杉 一郎
2007/02/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
●37歳にして一部上場企業の商品企画部長に就任した
著者のノウハウを公開した一冊です。
著者は最年少部長記録が39歳と聞き、
「38歳までに部長になってやる!」と考えたそうです。
・「大きく考える習慣」・・・
「山より大きな猪はいない」・・・
「棒ほど願えば針ほど叶う」・・・
どうせなら巨木ほどの願望を
描きましょう。(p39)
●考えなくては実現しないということは分かっていますが、
考えれば本当に実現するのかな?
と疑念を持つのが普通の人間でしょう。
ただ、カリスマ体育教師原田 隆史さんも同じように
「日本一になると決めなければ、日本一にはなれない」
と言っていますので、
それは事実なのでしょう。
●著者は、出世のコツをいくつかこの本で説明していますが、
大きな声で挨拶をする、根回しをする、
プラスアルファの仕事をする、
先取りで仕事をするなどと、
特別なことではありません。
しかし、これらを38歳までに部長になるという目標を持って、
実践していった人は、著者以外にいなかった
ということなのでしょう。
・プラスαと先取りの原則で
「優秀なヤツ」と思わせる(p119)
●常識的な内容でしたが、
それを実現した人の話は貴重です。
目標を大きく持ちたい人にお勧めできる一冊と感じましたので、
★3つとします。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・あなたも明日から、さっそく
「おはようございます」の挨拶を、
ほんの少しだけ大きな声で言ってみてください。
そしてそのとき、
ニコニコ元気に微笑んでみてください。(p27)
・私は、他人の嫉妬心をあおる可能性がある言葉は、
ほとんどすべてが「余計な一言」に
なるのではないかと考えています。(p65)
・「ささやき戦術」・・・会議やミーティングの前に、
その関係者、とくに意志決定に大きな影響を与える
複数の人間(キーマン)に対し、
あらかじめ重要なポイントやテーマの
内容をささやいておくこと(p108)
・「餅は餅屋」・・・
あらゆる部署に、気軽に質問できる人をつくって
おくという姿勢が大切なのです。(p118)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★☆☆(74点)
■著者経歴・・・馬杉 一郎(うますぎ いちろう)
1963年生まれ。防衛大学校卒業後、上場企業に就職。
2001年、最年少37歳で商品企画部長に就任。
その後、営業部長、事業推進室長を歴任。
現在は、商品企画部長と子会社の非常勤取締役。
週刊メルマガ「サラリーマン☆キャリアの殿堂」を発信中。
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