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「人は見た目が9割」竹内 一郎

2006/05/16公開 更新
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人は見た目が9割 (新潮新書)


【私の評価】★★☆☆☆(65点)


要約と感想レビュー

 舞台演出を行いながら、マンガの原作を手がけるという珍しい仕事をしている著者の対人ノウハウ本です。


 コミュニケーションが中心となっており、一見まとまりがない本ですが、著者のノウハウの結晶ということでしょう。


 例えば、大学の授業で長い沈黙を作るという。そうすると、学生の変化が面白いらしい。著者は「びっくり間」と表現しています。


 使えそうなノウハウがいくつかありましたので、★2つとしました。


この本で私が共感した名言

・自律神経信号というのは、緊張して動悸が激しくなったり、汗をかいたりすることである。これが一番信頼できる。というより、嘘がない。ここでも最も信頼できない情報が言語であるとされている。(p21)


・日本の出版物(発行部数)の三分の一はマンガであり、世界最大のストーリーマンガの生産国である(p67)


・子供のころに、よく大人なら「相手の目を見て話しなさい」と教えられる。私は、子供の頃から気が強い方ではなく、相手の目を見るのが苦手だ。(p54)


・アメリカ人はそもそも他民族国家だから、相手に「わからせよう」とする気持ちが強い。相手にわかってもらわなければ、自分の権利も危ういのだから。日本人は、わからせようとする気持ちが少ない。(p94)


人は見た目が9割 (新潮新書)


【私の評価】★★☆☆☆(65点)



著者経歴

 竹内 一郎・・・1956年生まれ。大学、博士、助教授を経て著述業。「さいふうめい」のペンネームで劇作、マンガ原作を仕事とする。舞台演出、俳優教育にも長年取り組む。


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