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「その癖、嫌われます」竹内 一郎

2012/04/05公開 更新
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その癖、嫌われます (幻冬舎新書)


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

 人の癖に着目した一冊。「なくて七癖」といわれますから、この本を読めば、だれでも「あっ、自分だ」と思うものがあるはず。音を立てて食べる、貧乏ゆすり、「すみません」を連発する、目を合わせない、批判ばかりする・・・・自分の癖を知っていれば、ある程度、自制したり、気をつけることができます。


 しかし、今でも気付いていない癖があるとすれば、非常に危険なのかもしれません。著者の場合は、相手の目を見ることができなかったという。これは、相手に自信のなさを伝えてしまうことになるというのです。


・相手の目を見ないという癖・・。実は私がそれを持っていた・・・知らず知らずのうちに、自信のなさを多くの人に伝えながら生きてきたのである(p109)


 癖というものは、自然にやるものですから、なかなか修正は難しいものです。難しいけれども、もしマイナス面があるとすれば、それを自覚し、修正できるはずです。親は「やめたほうがいいよ」と言ってくれますが、普通の人は言ってくれるはずもないのです。


・通常、癖は"無意識"にやってしまうものである。だから、直そうと思っても難しい。・・・自分の癖を自覚するには、余裕を持つことだ(p156)


 あと、私はツメをかむ癖とペン回しの癖があるんです。最近は減りましたが、ストレスが高まるとツメをかみはじめるようです。癖は、無意識に精神状態の危険信号を教えてくれているのかもしれません。まずはこの本で、自分の癖をチェックしてみましょう。


 竹内さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ツメをかむ癖を持っている人は多い。・・成人でも約10パーセントがやっている・・・営業部長が、考えながらツメをかんでいたら、どう思うだろうか。(p42)


・ペン回しは、30年ぐらい前から始まった"癖"ではないかと思う・・・回し損なったペンが床に落ちると、大きな音がするので、講義がやりにくくなる。(p90)


・ちょっと気になるのは、実績のない若い社員が、テレビのコメンテーターよろしく、「上から目線」でしゃべるときである・・おそらく、本人は理にかなっていることをしゃべっているつもりになっている。(p143)


その癖、嫌われます (幻冬舎新書)
竹内 一郎
幻冬舎
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【私の評価】★★★★☆(84点)


目次

第1章 癖とは何か
第2章 他人の手癖や仕草は気になる
第3章 口癖は本性を表す
第4章 目は口ほどにものをいう
第5章 ネガティブに考える癖は嫌われる
第6章 分類しづらい癖
第7章 癖はこうすれば直る!



著者経歴

 竹内 一郎(たけうち いちろう)・・・1956年生まれ。大学、博士、助教授を経て著述業。「さいふうめい」のペンネームで劇作、マンガ原作を仕事とする。舞台演出、俳優教育にも長年取り組む。


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