「龍馬の金策日記」竹下 倫一
2006/05/17公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(74点)
●明治維新の立役者、坂本龍馬を
お金の面から研究した一冊です。
●お金の流れという現実を見ることで、
本当の人間性が見えてくるのでしょう。
龍馬が50両ネコババしているところもあり、
大志を持つだけあって、
豪快なところがあったようです。
●司馬 遼太郎の「竜馬がゆく」と合わせて読むことで、
坂本龍馬の魅力を実物代で
感じることができると思います。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「艦船を入手して貿易を行い、
国力をつけて外国の脅威に備える」
という龍馬が終生持ち続けた思想を、
具体的に明示したのは
勝海舟だといえるだろう。(p41)
・船員たちのほとんどは、
「給料が出なくても龍馬と行動をともにする」
といって亀山社中を離れなかった。(p112)
・イギリスをはじめとする西洋諸国の貿易商人たちは、・・・
日本でも暴利をむさぼろうとしていた。・・・
「総合商社」というものは、幕末から明治にかけて、
西洋諸国から食い物にされないように、
日本が独自に創造した事業形態だ(p240)
龍馬の金策日記―維新の資金をいかにつくったか (祥伝社新書)
posted with Amazonアソシエイト at 08.09.04
竹下 倫一
祥伝社
売り上げランキング: 311323
祥伝社
売り上げランキング: 311323
おすすめ度の平均:
経済力のある人と金持ちの違いがわかっていない現実の見も蓋も無さ
【私の評価】★★★☆☆(74点)
■著者経歴・・・竹下 倫一
1967年生まれ。大蔵省職員、出版社勤務を経た後、
歴史研究家、フリーライターとなる。
経済、法律、税務関係の著作論文多数。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 25,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記
コメントする