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「歴史認識を乗り越える」小倉 紀蔵

2005/12/17公開 更新
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歴史認識を乗り越える (講談社現代新書)

【私の評価】★★☆☆☆(62点)


■なぜ、これほど韓国が
 歴史認識を言い続けるのか。


 それは、韓国の方が上であるという
 認識らしい。


 儒教の世界では、上の者に対し、
 下の者は絶対服従。


 だから日本も韓国に服従せよ、
 ということらしいのです。


 残念ですが、日本の方が上だと思います。<残念!


 小倉さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・韓国の場合・・・私は韓国の独立紀念館や
 戦争紀念館に何度も足を運んでいる・・・
 <敵>と<ウリ(われわれ)>を峻別し、
 <敵>はどこまでも悪であり、
 正義はあくまで<ウリ>の側にある(p19)


・「民族蔑視は悪である」という道徳の尺度によれば、
 かつて朝鮮民族蔑視を行った日本人は
 「道徳的な下位者」・・・
 しかし現実には、朝鮮人たちの日常は
 全面的な日本人蔑視に
 彩られているのである。(p47)


・歴史問題において根源的に糾弾せずに
 ゆるしてやっているという
 <優位>意識が、韓国人の中には存在する。・・・ 
 この裏には、現在の力関係においてはたまたま日本の方が
 経済的に<上位>にあるが、本来的な道徳秩序の中では
 われわれ韓国の方が<上位>であるのは疑いのないのだ、
 という信念がある(p50)


・韓国がドイツを理想化し、
 「日本もドイツのようにならなくてはならない」
 というのだったら、ドイツ連邦軍のヨーロッパにおける
 プレゼンスと重要性も同時に認め、
 アジアにおいて同様な「日本軍」のプレゼンスを
 容認しなくてはならないはずである(p138)


・西欧の責任概念に詳しい専門家の話によると、・・・
 宮沢首相の態度が間違っているのは、
 「証言や資料から見ると、募集などで軍が何らかの形で
 関与していたことは否定できない」
 というあいまいな根拠によって
 「衷心よりおわびと反省」をして
 しまっているという点だという。(p165)


歴史認識を乗り越える (講談社現代新書)
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小倉 紀蔵
講談社
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【私の評価】★★☆☆☆(62点)



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