「夢現力―あなたの中の無限の可能性を引き出し、夢をかなえる5つの力」和仁 達也
2005/10/07公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(92点)
要約と感想レビュー
経営コンサルタントの和仁さんが、東京ディズニーランドを企画した堀 貞一郎さんのノウハウを集大成した一冊です。堀さんがどのような人かは、実績をあげてみるのがいいでしょう。
「明るいナショナル」の松下のCM。「僕の名前やヤンボー」のヤンマーのCM。11PMプロデューサー。大阪万博では、民間人気投票1位と2位の住友館と電力館を企画。東京ディズニーラント総合プロデューサー。
ちょっと古いものもあって懐かしいと思う人もいれば、ディズニーランドのプロデュースはすごいなと思う人もいるでしょう。こうした実績がなぜ達成できたのか。その秘密がこの本に書いてあるわけです。
・堀さんは30代の前半のときに紙に全部書き出していました。こういう勉強をしよう、こういう人脈をつくろうと。具体的には、40歳になったときに経済界でも知っているぐらいの人になろうと目標を決めたのです(p73)
サラリーマンから経営者として大成された方ですので、サラリーマンの私としては参考になることばかりでした。まずは、与える。収穫するのは後なのです。これは重要な成功法則です。
大きな仕事は、組織でしかできません。その組織で、いい仕事をするためのノウハウ満載の一冊ということで、★5つとしました。
この本で私が共感した名言
・堀さんは自分を高めて、そして周りもよくなるように自分のアイデアを周りにおすそ分けしていくように考えました。まず、周りが得をする。・・・他の人が堀さんを売り込んでくれるわけです。(p62)
・君も、これから会社のトップになっていくわけだから、笑顔を研究しろよ』と(江戸英雄さんから)言われました。(堀)(p85)
・部下の能力に合った使い方をするために、才能のあるところを調べておくということです。そうでないと、部下の持っている能力を適材適所に十分に発揮できないですから(堀)(p102)
・すごい人材はいっぺん左遷したほうがいいんです。本人が思ってもないところに送り込むんです・・・そこでの生き方を見れば、将来役立つかどうかが分かるのです(堀)(p128)
・自分のことはよく見えない。他人のことはよく見える。だから、他人の家で気がついたときに、『自分の家のドアノブも汚れているんじゃないか?』とアンテナを張るのです。それがお客さんの目線でチェックするということです(p187)
・泣き上戸とか怒り上戸とか言いますね。あれは明らかに心、精神にお酒が影響を与えているんです・・・ですから、お酒を飲むときにも、その程度自分のざわめきを許容できるかを考えて飲むべきなんです(堀)(p268)
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【私の評価】★★★★★(92点)
著者経歴
和仁 達也・・・1972年生まれ。ビジョンとお金を両立させる専門家、ビジョナリーパートナー。1999年27歳で独立。企業へのコンサルティング、経営者へのコーチングなどを行う。セミナー、勉強会での講演も多数。
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