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「最強の時間管理術―なぜ彼らはトップ営業マンになったか」青木 仁志

2005/09/15公開 更新
本のソムリエ
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【私の評価】★★★★☆(89点)


要約と感想レビュー

 私の心の中に営業の本として、印象に残っている本があります。「私に売れないモノはない!」ジョー・ジラード(私の評価:★★★★★:92点)です。著者ジョー・ジラードの話で印象に残っているのは「車を買う人を紹介してくれる度に現金25ドル支払います」と印刷された名刺一束の「顧客紹介キット」です。


 つまり、紹介をしてもらう仕組みなのです。この本でも同じことが書いてあります。これはつかえそうですね。(私はメルマガ紹介キットを持っています)


・私は彼らに報奨制度を敷いて、セールスに協力してもらったのである。これだけ売れたらこれだけのリベートを出そう、その代わりに集金を代行してもらえないか。こういう交換条件である。(p46)


 そして次は、やるべきことを限られた時間内にやる技術、タイム・マネジメントです。やるべきことを2倍やれば、成果は2倍です。数をこなすことが成功の第一歩というのは事実なのです。


・目標達成のために、すべきこと、やるべきことにイの一番に取り組む。これが、タイム・マネジメントのポイントである(p69)


 手帳の使い方から、ちょっとしたコツまで網羅されています。ちょっとした差の積み重ねが大きな差になっていくのが、この世の法則なのでしょう。


・顧客を訪問するとき、わたしが心がけていたことは、朝一番にアポの確認をすることだった。(p108)


 私は営業マンではありませんから、星4つとしましたが、これまでの営業テクニックの集大成ともいえるこの一冊は、営業マンにとって、完全に★5つなのかもしれません。


この本で私が共感した名言

・人は変わる。ただし、外からは変えられない。本人が「よし、変わるぞ」と、やる気にならないかぎり、変わらないのである。(p8)


・「この人とは時間のロスになるのでつき合えない」と切っていく作業も大事なんです。(p32)


・プロはそんないいわけなどしない。・・・「1カ月間、朝6時に出社して仕事します」「1カ月間、最終電車で帰ります」このように自分で自分にムチを振るえる人がどれだけいるだろうか。(p82)


・営業マンだけではなく、成功する人は明快な行動指針を持っていることに気づく。たとえば、私の会社は、日曜日は完全に休日である。・・・日曜日は家庭サービスの日なのである。私は家族をなにより優先する(p91)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★★☆(89点)


目次

1 彼らはどう「時間の主人」となったか
2 成否の境目、24時間を48時間にどう増やすか
3 時間管理の達人になる「奇跡の手帳術」



著者経歴

 青木 仁志・・・1955年生まれ。十代からブリタニカ百科事典のセールスマネジャーとして数々の賞を受賞。その後、能力開発コンサルティング会社にて営業本部長、取締役を経て、1987年人財教育コンサル会社「アチーブメント」を設立。


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