「新社長へ! これだけは覚えておきなさい」石野誠一
2004/11/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■創業者の父親から息子への手紙です。
事業継承は非常に難しい。
そのプロセスを説明しながら、
新社長へアドバイスを行っている。
石野さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです
・社員さんやパートさんに接するときに、
腹の底に入れておくべきことは、
「人は自分が一番可愛い」ということ(p18)
・戦場では、いつもニコニコ仏顔の上官は、
窮地に陥ると手のひらを返す。
それに対し鬼軍曹といわれる上官は
自分が死ぬか部下が死ぬかという瀬戸際になると
自分が死ぬ道を選択し、部下を生き残らせる
方法を模索する(p20)
・分社とは「人材を含め、好きなだけ
社内資産を持っていかせること(p39)
・「社内人材を棚卸してみる」必要があります。
「彼は適材適所なのか」。
「やる気になっているのか」。
「今の仕事をこなせる能力はあるか」(p98)
・私の給与は、今日でも、個人生活用の口座と
「資産繰り用口座」の2箇所にわけて、
ふりこみされています(p111)
・人を叱るときは、あれこれと斟酌してはならない。
この人はあとでどれだけ傷つくだろうか、などと
思っては、逆恨みされる叱り方になる。
ただ、本人のためを思って、真に打てばいいのだ。
真実で打たれて、だめになる人間は、
もともとそれまでの人間だ。
さっさと離れればいい(松下幸之助)(p126)
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■目次
第1章 新社長のための"社内人間学"―社員さんとどうつきあうか
第2章 あとにいさかいを残さない分社のさせ方―功労幹部をどう処遇するか
第3章 引退・承継前にやっておくべきこと―自分と後継者をどうあつかうか
第4章 私が実際にやったこと―決めてからどうしたか
第5章 社内の信頼を得る方法―求心力を得るには
第6章 新社長の構え方―日々をどう生きるか
第7章 その他、伝えておきたいこと―身につけておきたい、あれこれ
第8章 事業を継ぐ二代目として意見表明します