「論語の活学―人間学講話」安岡 正篤
2004/10/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
●学校で論語は学びましたが、
世の中に出てから読む論語は
一味違います。
そして、どうせ読むなら
一流の人の読み方を学びたい。
・悪党の手にかかるというのは、善人ではあるが愚かだということになる(p95)
●「一灯照隅・万灯照国※」を提唱した
安岡正篤という人の解釈は興味深い
ものです。
四十になる前に、
一度、論語というものを
見直してみてはどうでしょうか。
・人間の四十歳というのは、人間がその人間なりになるものになる年である。(p32)
※「一灯照隅・万灯照国」
「賢は賢なりに、愚は愚なりに、一つことを何十年と継続していけば、必ずものになるものだ。別に偉い人になる必要はないではないか。社会のどこにあっても、その立場立場においてなくてはならない人になる。その仕事を通じて世のため人のため貢献する。そういう生き方を考えなければならない。」
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・役人は手っ取り早く仕事をしたがる。なにか巧い手がないかと狡猾な策を考える傾向がある。(p227)
・自然と人間を一貫する絶対性「天命」を知らないと、本当の人間にはなれない。<命を知らずんば以って君子たる無きなり。>(堯曰(ぎょうえつ)第二十)(p157)
・どうも教団をつくってだんだん勢力ができてくると、俗世間の権力・支配の欲望を持つようになるものらしい。そうして争い、競争になって必ず失敗する。(p178)
【私の評価】★★★☆☆(74点)
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