「天使になった男」ジョー・タイ
2004/07/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
事業に失敗した男が自殺しようとするところから、この物語は始まります。このわざとらしい展開に★2だな、と思いながら読み進むと、後半は抜群にいい本でした。
日本では一日に100人もの自殺者がいるのですが、その多さに加え、真面目に考えている人ほど自殺しているとすればその損失は図りしれません。この真面目な人達全員がこの本を読んで、心配への対処法を知っていたら数字は大きく変わっていたはずです。
・恐怖とは、たくさんの明日を心配すること。勇気とは、ひとつの今日に集中すること。(p58)
この自殺というものは、絶望的な状況が直接その人を殺すのではなく、自分でその状況を判断して絶望し、自分で自分を殺すのです。その絶望的な状況にどう対処するのか、それが問題です。
絶望的な状況とは、恐れるべきものではなく、自分のやり方が間違っているんだよ、と神様が教えてくれている、と考えてみましょう。すると、自分にできる打ち手を考え実行し、耐え忍ぶところはじっと我慢することができるのかもしれません。
この本で私が共感した名言
・旅の途中を楽しめないなら、目的地に着いても楽しいとは思えないだろう。
・信じる心があれば、恐れるものなどなにもない。人生には意味があると信じ、その自分の生きる目的を信じる。すると、恐怖はただの警告になる(p71)
【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
1 レイフ
2 ポール
著者経歴
ジョー・タイ(Joe Tye)・・・人生の成功を勝ちとる究極の法則や、夢の実現をはばむ心のなかの壁を乗りこえる方法を教えている指導者。スタンフォード大学ビジネス・スクールでMBAを取得。パーソナル・サクセスや企業戦略に関する著書は十数冊にのぼる
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