「人生百年私の工夫」日野原重明
2004/06/29|

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【私の評価】★★★★☆(89点)
●「年寄りのシワとシワの間には、
理屈ではない宝石のような
"経験"がはさまっている」
と言われますが、
90歳現役医師日野原さんの
経験にもとづく知恵はたいしたものです。
六十歳以上のかたを対象にした本ですが、
しっかり人生の成功法則が入っています。
両親に読んでもらいたい本ですね。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・自分の二十年先のモデルを探すのです。・・・
人生で目指すゴールは、いくら書物などを読んでも、
本の中にはありません。こうした人と出会い、
リアリティに触れることによって、
より現実に近づくのです。(p58)
<昔の人をモデルにしたら本を読むしかないのですが、
やはり本では限界があるようです。
本も読みつつ、実際の人間との出会いにお金をかける段階に
入ってきたような気がします>
・そもそも私は、「自分が学んだことを次世代に教える」
ということこそが、人間が生きる価値の大きな部分を
占めるのではないかと思います。(p133)
<私も「教える」ということに
非常によろこびを感じるタイプです。
だから、まず教えることを自分で
体得しなくてはなりません。>
・アメリカの研究者は、十年ごとに研究テーマを変えて、
しかも大きな成果をあげています。(p141)
<今は英語をやっていますので、四十代は北京語、
五十台はスペイン語、六十代は・・・というふうに
十年ごとに集中するテーマを決めるのもいいかもしれません>
・「いつ死んでもいい」という覚悟を持っておくことが、
これからの人生をいっそう充実させ、
若いときよりなおいっそうの、
素晴らしい仕事を生み出すのです。(p151)
・あなたの話によく耳をかたむけてくれる医師が、
あなたにとって最高の名医なのです。(p228)
<医者の基本は患者の観察だそうです。
ホームドクターを選ぶなら、
「はい次、はい次」とどんどん処理していく人ではなく、
しっかり時間をかけて診察してくれる人がいいそうです。
これはなんとなく分りますね。>
幻冬舎
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【私の評価】★★★★☆(89点)
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